さぼうる
星2つ半が平均
神保町を代表する名所人気カフェ。独自の世界はどのお店も追随できない魅力があります
1955年オープン、神保町駅A7出口の小道を入ってすぐ。神保町のカフェを代表する外観から一際目を引くさぼうる。
スペイン語のSABOR(味)を意味する当店は、ラドリオ、きゃんどる、ミロンガと並ぶ神保町老舗喫茶の一角。
神保町の人気カフェNo.1と言えばここさぼうると言われています。
コンセプトはレンガ造りの山小屋。
ですが外には赤電話に大きなトーテムポール、観葉植物より野生植物と言った方が相応しい緑が茂る外観から異空間。
店内は更に異空間。
山小屋らしい梁に落書きをされた深いブラウンのレンガ、パーティションには等間隔に観葉植物。
光量を抑えた山小屋ランプが店内を暖色系に染め、飾られているのは大量の鈴、エスニック系の木彫り仮面、時が止まったままの古い掛け時計、提灯、絵馬、こけし。
シーリングライトのランプシェードは影絵の様な懐かしい絵が描かれています。
どんな系統、雰囲気かと説明するのが困難な内装。
ちなみにこの置物は常連様のお土産だそう。
お客様への想いを変わらずにもち続けているマスターは既に80歳過ぎ、この方の魅力が人気の一端となっています。
お席は地下と1階があり全てテーブル席。
全席喫煙可能です。
訪問回数は2回。
いつも平日ですが大体8割位埋まっている神保町きっての人気カフェ。
お隣にはお食事を楽しむさぼうる2があり、ランチ時には長蛇の列ということも。
お店はカフェという位置付けの印象が強いのですが、実はバーでもあります。
入店時にアルコールの有無を聞かれ今回は両方のメニューを出していただきました。
一番人気は1日に100杯は出るという生いちごジュース。
他の生ジュースではバナナ、パイン、レモンがあります。
アルコールメニューはスタンダードなものが多く、ジントニックやストロベリーフィズ等のカクテル、サワーや焼酎、ウイスキー等。
今回もいちごジュースをお願いしました。
◆生いちごジュース
今回はカウンターでスタッフが作られているところを少し拝見できました
まずゴブレットグラスにいちごシロップに生の大きないちごを数粒、牛乳、クラッシュした氷、これをミキシングして完成となります
量はやや零れてしまっている位なみなみ
前述通り氷は一緒にミキサーに入っているのでキューブアイスは入っておらず、全体がキンキンに冷えています
お味はいちご風味たっぷり
牛乳が入っていてもいちごみるくにならないのはシロップのおかげかもしれません
そのシロップの量も適度、お味的には生いちごが優勢
シロップと言うとあまり良い印象を抱かれませんが、こちらのは上手く使っていて通年同じお味の提供を可能にさせると同時にいちごのフレッシュさを損ねるまでは入れていません
甘さはありますがいちご主体の加糖をしているので嫌みではなく、冷たいのでサラッと飲めてしまいます
たっぷり入って税込み500円、人気がでるのが分かるお味でした
ちなみにレモンの制作過程も拝見しましたが、思いの外生レモンをたくさん絞っていました。
オーダーされたお客様が「美味しいけど酸っぱい」と仰っていたので本格的レモンジュースがお好きな方におすすめできそう。
雰囲気は不思議、でも落ち着けるどのお店も追随できない、真似ることもできない程に独自の世界が完成されたお店。
神保町を代表するお店なので、お近くにいらした際には一度はご入店されると話題の1つになりそうなカフェでした。
DETAIL DATA
アクセス、営業時間など
- 【店舗名】
- さぼうる
- 【住所】
- 東京都千代田区神田神保町1-11
- 【営業時間】
- 9:00~23:30
- 【定休日】
- 日 祝