都内知名度、行列、人気共にNo.1。ふんわり、淡い口溶けと多種のシロップが魅力です

2011年オープン、谷中銀座エリアの夕焼けだんだんの石段を下り左に曲がったところにあるかき氷を語る上では外せないひみつ堂。
外観はちょっとかわいい雑貨店の様、基本いつも行列しているのですぐ分かります。

関東エリアでかき氷と言うと、東京はひみつ堂、神奈川は埜庵、千葉は三日月氷菓店辺りが有名。

その中でもメディアの露出等も考えると知名度はひみつ堂が頭一つ抜けているかもしれません。
寒い時期は満席程度、少し暖かくなると行列でき、夏には整理券配布で6時間待ちという人気店です。

元々は根津神社の屋台から始まったお店で、店主の森西さんはなんと元歌舞伎役者だそう。
内装、特徴的な赤の使い方がそれを偲ばせます。

氷は全国で僅か5軒しかないという天然氷蔵元の一つ、日光天然氷蔵元・三ツ星氷室の天然氷。
ちなみに同じ氷を使用しているは三日月氷菓店となります。

特徴は手動式のかき氷機で季節に応じて削り方も変えて削っているところ。
極限まで薄く削られた氷は空気を含みふんわり、淡い口溶けが楽しめます。
店内は特にクーラーがかかっている訳ではなく、氷の特性もあり溶けるのは早め。
カウンターにストローがあるのはそれを想定しているためで、最後はストローでジュースの様にいただきます。

かき氷のテイストも一番人気の定番のひみつのいちごみるくを始め、日替わりひみつの132（四季折々の132種類のかき氷を目指す意）という膨大な限定テイストをもち通年新しいお味を楽しめます。

大きさはそれなりにあり、シロップを豪快にかけるので外に溢れている姿がデフォルト。
セットで温かいお茶がついてきます。

 

<2016/06>

6月の平日14時頃訪問、もう整理券のシーズンとなっていました。
15:15スタートの整理券を頂き時間通りに戻るとそこからはほぼ並ぶことはありませんでした。
店内はカウンター正面で店主と女性の2人体制で手動式のかき氷機で休む暇もなく削っています。
その姿に思わずお疲れ様です、と言いたくなります。

お会計は先会計、あまりゆっくりせず退店するスタイル。
回転は良いお店ですが、それでもこの行列を考えると1日の来店者数はどれ程かと思います。

店内は活気があり店主がバイトの方の休憩を気にされたりスタッフを大事にされているのが伝わり、皆さんが一丸となって切り盛りしている一体感があるお店です。

季節限定は生メロン、紫陽花、佐藤錦×ブルーベリー等。
種類はありましたが既に売切れのものもいくつかありました。

生メロン

メロンシロップのみ、ミルク追加、ヨーグルト追加の3パターンから選択できます。
人気は酸味も楽しめるヨーグルトとのことでこちらをお願いしました。

サーブされたかき氷は相変わらず大胆なフォルム。
本体にはメロンテイストはなく、別添えで生メロンシロップがついてきます。

ふんわりした氷は以前と変わらず、溶けゆく氷は綺麗なお味。
円みがある氷なので尖っておらず刺すような冷たさはありません。

生メロンシロップはストレートなメロン感で余計な加糖や香り付けをしていないので強烈さはないナチュラルなタイプ。
ヨーグルトはそれを邪魔しなく相性が良いのでクリーミーさと酸味が加わりお味に飽きがでないようにしています。

溶けは早く最後はストローで、氷が良いので溶けても不自然さがなくいただけました。

見た目は不安定そうなのですが崩れる心配がいらないのもここのかき氷のいいところ。

お味のインパクト的には、代表するひみつのいちごみるくの方があったかもしれませんが、過度に甘くなくさっぱりしていて食べやすかったです。

 

最後は元気なお店の方のご挨拶で送って頂き、下町らしい飾らない雰囲気にまたふらっと来たくなるお店です。
超人気店なのでふらっと入れないのが残念ですが・・・・・・

 

<2015/05>
平日の5月少し暑い日、近づくと突如として長蛇の列、それがひみつ堂でした。
待ち時間1時間弱で回転はかなり早めです。

ひみつのいちごみるく

店名を冠するかき氷、シロップのかけ方は極めて豪快、溢れているよりかなり零れています。
お店の扉は解放したままなので、あまり冷えておらずサーブされたかき氷はみるみるうちに溶けていきます。
氷の優しさは随一、急いでいただいても下層は溶けてしまっていました。
シロップは甘みはそれなりにあり「いただいた」感が得られます。

 

入りやすく、賑やかそんな雰囲気が好きな方におすすめ。
最後はお店の方が元気にご挨拶してくれ気持ちよく出ることができました。