ルレ・デセール会員、個性もありはずれがないパティスリー

2004年オープン、目白から徒歩10分程度、洋風な建物が目を引くエーグルドゥース。
パティシエはルレ・デセール会員の寺井則彦氏。

4月頃テイクアウトでお願いしましたがこちらのガトーは柔らかめ、30分程度の持ち歩きでもややだれてしまっていました。
一方で口溶けの良いガトーということなので、持ち歩きの時は気を付けられた方がいいかもしれません。

カスレット

見た目はシブーストの様なフォルム。
フォークを刺せば、キャラメリゼがカリッと音がし、中はラム酒×クレームパティシエールとなんとバナナが潜んでいます。
外側のパート・ア・シューはやや硬め、少し食べにくいのが難点。
ラムはかなりしっかり入っている大人のお味。

シャンティフレーズ

こちらも人気が高い、俗言うとショートケーキ。
細長いフォルムは女性らしく綺麗さがあり重さがありません。
クレームシャンティは癖がなくとても軽いのが特徴。
苺がベスト、このガトーに良く合うようにただ、甘いだけでなく何がベストな苺なのかで選ばれている気がします。
ビスキュイは薄め、卵の香りと苺のソースが染み込んでいるタイプ、新鮮さがあるシャンティフレーズです。

フォレノワール アラ ピスターシュ

黒くないフォレノワール（黒い森）
カラー通り上層はピスタチオクリーム、クリーム系、ベリー系、ショコラベース等複雑な構成。
フォレノワールらしく、グリオットチェリーがそのまま入っていて、スマートなフォルムの中に様々なギミックが隠されています。
リキュールは効いていますがそこまで強くはなく、ピスタチオクリームはやや香りは弱め、そのあとはショコラの濃厚さ、グリオットチェリーの甘酸っぱさすべてが合わさり1つ世界を形成していきます。
複雑ですが素材をそこまで強くはなく、一体感は素晴らしいので層別にいただくのではなくそのままいただきたいところ。
後味はそんなに濃厚ではありません、私的にお気に入りガトー。

 

個性があり他のガトーでも新しい発見ができそう、評判通り美味しいパティスリーです。