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ラトリエ ドゥ プレジール

ラトリエ ドゥ プレジール

星2つ半が平均

加水なしのルージュが一番人気。自然酵母を鮮やかに操り、素朴なハードパンに色の世界を与えるブーランジェリー

2007年オープン、祖師ヶ谷大蔵駅の南口を出て仙川方面へ6分程度のところにあるハードパンでシニフィアン・シニフィエと共に都内の高評価を二分するラトリエ ドゥ プレジール。
人気の点で見ますと都内屈指、もしかしたらNo.1かもしれません。

店主はブーランジェ田中祐治さん、ご実家がブーランジェリーだったそうでスタートは店舗ではなくネット販売から始めたのは1999年のこと。
おそらくURLが1999ということはそれを示しているのかと思います。

主力はハードパン。
シグネチャーメニューはパン オ フリュイ ルージュ 2014。

約30種類の自家培養した自然酵母を自由自在に操り、彼にしか作り出せないパンを生み出す姿はまるでクリエイター。

休日ともなれば開店前から行列、開店二時間でほぼ完売すると言われています。

平日の14時頃訪問させて頂きました。
人気店なので少し派手さがあるファサードかと思いきや、ガラス張りのシンプルな造り。
お店自体は小さく、左側にオーストリア製の石臼があり、対応して下さるスタッフは女性お1人、奥にブーランジェの田中さん。
天気もあまり良くなかったせいかお客様はいらっしゃらず、お聞きするとパンの在庫は9割以上ありパンの殆ど拝見することができました。

日替わり限定のパンも多く、事前にパンの名前をメモ保存して伺いました。
ですが。。。そうでした、ネットには写真が載っていません、ちょっとどれがどれだか分かりません。
スタッフもお1人ですし、他のお客様がいらっしゃると行列になると思い、いつもの様にネットを拝見して来た旨をお伝えして説明をお願いしました。。。

とても親切に教えて下さり、お聞きするうちに個々の個性が良く分かり益々興味が沸きました。
パン オ フリュイ ルージュ 2014、アミティエ、フリュート、バトン、パン・ド・ミ、パン オ セーグル オ ノア エ レザン、バケット カンパーニュ、バナーヌ エ レザン、ミューズリー エ フィグ、クグロフの10点を購入。
合計額は5500円、価格帯はシニフィアン・シニフィエと殆ど変わりません。

アミティエ

ラベンダーとバニラビーンズを練り込み、いちご、ラズベリー、クランベリー、いちじく、サンマスカットレーズン、レッドレーズン、オレンジピール、ピーカンナッツが入ったパン。
見た目はパン オ フリュイ ルージュ 2014とよく似ています。
決定的に違うのは、ラベンダーの香り。
いただくと固いタイプではなく、甘酸っぱく華やか。
いちじくの果肉感、偶にオレンジピールとナッツの香ばしさ、クランベリーの酸味が効いています。
ふわりとラベンダーが回りを囲むように香り、女性らしさと可憐さを感じさせる上品なパン。

パン オ フリュイ ルージュ 2014

加水なしで作られたという話題のパン、一番の人気商品。
水分は山葡萄の果汁となります。
カシューナッツ、ピスタチオ、クルミ、レーズン、サルタナレーズン、カレンズ、クランベリー、サンマスカットレーズン、インカベリー、オレンジピール、いよかんピールが入っています。
いただくと山葡萄の上品な香りと、ナッツの歯応えとピールの食感。
瑞々しさを感じるパンでは山葡萄の果汁だけでここまでになるとは驚き。
香り良く、偶に酸っぱさがあったり、全体的には山葡萄の香りで終始フルーティー。
アミティエと見た目が似ていますが、お味は全く違い他のどのパンとも違う感動があります。

パン・ド・ミ

オーガニック小麦とオーガニックシュガー、バターを使って焼き上げたパンで、外見は食パン。
ただ、日本の食パンの様にフランスのパン・ド・ミはベースを牛乳とはしていません。
いただくとクラムがソフトなもっちりさがあり、柔らかな香り。
シュガーバターもほんのり伝わり、そのままでも十分美味しいパン。
癖がないのでバターでもコンフィチュールでも何でも合います。
優しいお味のタイプ。

フリュート

購入させて頂いたパンの中で、粉の香りが圧倒的に強いのが特徴のとても長いバケット。
大体カットして持ち帰ることになりそう。
いただくと強い弾力がありながら、固いわけでもなく真のもっちり感と言った印象。
香りは素晴らしく、バターとの相性もぴったり。
振り切ったような真っすぐな粉の香り、私的に好みでとても美味しいです。

バナーヌ エ レザン

オーガニックバナナとオーガニックレーズンをたっぷりを入れて焼き上げたパン。
所々黒っぽく見えるのはレーズンもありますが、カットされたバナナが入っている箇所もあります。
いただくと全体的にはバナナの香り、レーズンの甘さもありますがバナナ自体がとても甘いです。
黒糖の様なカラーになったバナナは糖度が増していますが、自然の強い甘み。
割と後からガツンと強い甘みを感じるので、クリームチーズをつけると酸味が追加されて相性が良かったです。

クグロフ

アルザス地方の伝統菓子で、クグロフ型にブリオッシュ生地と通常はレーズンを流し込み焼いたもので、上には砂糖が振りかけられています。
こちらのはフィリングが華やかなのが特徴。
ベースの香りはラベンダー、フィリングはサンマスカットレーズン、ジュエリーレーズン、いよかんピール、オレンジピール、いちご、レッドレーズン、ホワイトショコラ。
スポイトにはラベンダー蜂蜜。
小、中、大とありますが、小で十分な大きさ。

見た目は普通のクグロフですが、とても個性的。
いただくとラベンダーの爽やかさ、サクッと中はしっとり、甘いヴィエノワズリー。
偶にピールのお味でさっぱり系に、ホワイトショコラは甘みは感じましたが特別にショコラというお味は感じませんでした。
はちみつも本体のラベンダーが強いからか、そこまでは感じません。
ラベンダーで爽快感を出していますが、奥に秘めた甘さも強め。
メゾン ランドゥメンヌ トーキョーでいただいた素朴なクグロフとは大分違いましたがオリジナリティを感じる面白味がある複雑なクグロフ。

バケットカンパーニュ

火曜限定。
フランス産とドイツ産、北米産のオーガニック粉を使用し、お店の石臼で挽いたライ麦粉、有機石臼粉を配合。
いただくとライ麦の酸味が程よくあり、甘さもありしっとりさもあります。
小麦粉の強さの後からライ麦がソフトに補い、どちらとも強すぎずバランス良くこちらも美味しいです。

ミューズリー エ フィグ

火曜・金曜限定。
ミューズリーとはエンバクの押麦などの穀物やドライフルーツを合わせたシリアルのこと。
カットすると所々にごろっとしたいちじくを見つけることができます。
いただくといちじくの甘さが効いていて、シリアルの歯応えもあります。
いちじくはしっとり果実らしさを残していて、全体的に柔らかいお味。
フィグと名の付くだけありいちじくの甘さを楽しめます。
甘味を抑えたかったら、クリームチーズと一緒に頂くと相性が良いです。

バトン

クランベリー、カシューナッツ、ポワヴルメランジェ(4色の胡椒)を入れたパン。
いただくと、ナッツの歯応え、クランベリーのフルーティーさ、その途中からくっきりと胡椒のお味がやってきます。
ピリッとした少し大人のお味でなかなか面白味があって良いです。
おつまみ用に作られたことがよく分かるお味。

パン オ セーグル オ ノア エ レザン

店内の石臼で挽いた有機のライ麦粉、石臼挽き粉を使用、フィリングはクルミとレーズン。
いただくとライ麦の酸味と胡桃が効いています。
香ばしさもあり少しの苦味を感じるかというところにレーズンの程よい甘さがそれをカバー。
チーズとの相性が良いパン。

 

全体的に鮮やかさがあるパン。
お味が鮮やかというよりも自然酵母の扱いが鮮やかな感じです。
スマートで迷いがなく、キャンバスに色を入れて完成させた様な独創性があります。
シニフィアン・シニフィエの方が少し素朴でしょうか。
ハードパンの中にも華やかさがあり、とても美味しいパンばかりでした。

時々ブーランジェが出てきて少し説明をして下さいました。
様々な高評価を聞いているかと思いますが、腰が低くナチュラルな素敵な方。
スタッフの女性も話やすく、空いてる時間ならパンのことについて色々尋ねてみてもいいかもしれません。
また是非伺いたいブーランジェリーです。

DETAIL DATA

ico

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