VSOP香る、甘みは上品大人向け。ご進物に使える高級栗のケーク

栗を使用したお菓子、特にケークを主力とする、主にご進物用に相応しいお菓子を販売する足立音衛門。
本店は京都府福知山、1912年に建築され現在は指定文化財の旧松村家住宅を店舗としています。

一番高価なケークは25000円程、お安くても2500円以上。
ちょっとお高いとも思いましたが、ケーク1カットが400円程度しますから大してそうでもありません。

カット売りはなく、パウンド型での販売のみ。

初めてなのでお安いのを試してみようと思い、店員さんに色々お聞きしてマローネのケーキにしました。

こちらのケークには全てVSOPを使用。
要冷蔵と常温タイプがあり、違いは賞味期限、要冷蔵は2週間、常温は1ヵ月。
要冷蔵は栗が砂糖漬けになっていませんが、常温は品質保持の為に砂糖が使われていて少し甘いです。
お値段は主に栗のグラムでも決まっており、200gは3000円程度、その倍の価格ですと400g使用されています。

マローネのケーキ

マローネとは、マロンの語源となったトルコで採れる栗。
現地で、手むきし、布で包み砂糖シロップで煮上げているそう、お砂糖は和三盆、お塩は粟国の塩を使用。

ケーク自体は、どっしりしていて、開けると生地担当者、計量担当者、焼成担当者のスタンプが押されています。
このランクでも贈答品として使えそうな包装。

開けるとブランデーの良い香りが漂い、頂くとバターはたっぷり、玉子のお味がし生地からはブランデーと一定のしっとり感、上品な甘さが。
栗はねっとりしていてパサついてはおらず、加糖はされていますが時々仄かな苦味もあり素材のお味は生きています。
ですが思った程は特別感があるものではなく、栗の美味しさを楽しみたい方、ご進物用なら400gの方かと思います。
一本自体もそれなりに大きいので1カットと考えればお安いので、それを考えたら美味しいケーク。
砂糖はしっかり感じますがもたれるような甘さはなく、通常のケークより軽め、パブランデーの香りがあとまでしっかりとしています。
パウンド型で販売されている意味が分かります。