岡埜栄泉 虎ノ門
星2つ半が平均
虎ノ門の岡埜栄泉は豆大福~ワッフルまで種類豊富です
創業は浅草駒形、そこから親戚筋に五軒に暖簾分けされそれぞれが独立して経営。
有名な豆大福は各店舗でも購入出来ますが、お味が違います。
こちらはどの岡埜栄泉かにより多少評価も異なり店舗自体も「別のお店」という感覚があるのでややこしい。
今回は、上野広小路の「初租 岡埜栄泉総本舗」で修業した松下勝重が創業した「岡埜栄泉 虎ノ門」です。
1948年墨田区本所から虎ノ門に移転にしています。
ちなみに初租岡埜栄泉総本舗は、上野広小路から鎌倉に移転しており、暖簾分け当時から場所が変わらないのは上野駅前岡埜栄泉のみ。
お店は想像していたより広く品数も豊富、美味しそうな和菓子、中にはワッフルまで多種多様。
賞味期限もそれぞれ、スタッフの方にお聞きすれば丁寧に答えてくれ、スタッフは3人程いらっしゃり、お客様もちらほら来てました。
豆大福、きんつば、どら焼き、茶まん、栗饅頭、最中、じょうよを購入。
豆大福
松下勝重氏の味を守り続け、毎朝4時から北海道産の小豆を使用し豆大福を作っているそう。
賞味期限は豆大福なので当日、餅は薄めですが、柔らかくよく伸びます。
よく練られたこし餡の口当たりは滑らか、豆は少なめで、塩気も強くありません。
3大豆大福や甘楽、浅田家、喜田屋等に比べて甘味は一番強く、「和菓子」感覚が強いです。
色々な所の豆大福を頂いてこちらのを頂くと甘さのギャップには驚きそう。
甘すぎると言うより、あまり豆大福を知らないで頂けば豆大福はこの程度の甘さかなと思うかもしれません。
ワッフル
ワッフルに包まれているのは杏、表面の焼印にはロゴが入っています。
しっかり厚めの弾力のあるホットケーキの様な生地。
もちもち系なのでサクッとしたタイプのワッフルではありません。
懐かしさを感じる素朴な卵のお味で、杏は甘酸っぱいです。
丁度よく固められた杏ジャムは垂れてしまうことはないので安心して頂けます。
どら焼き
パンケーキみたいなふわっ、もちっとした生地で、卵のいい香りと少しの香ばしさがあります。
中心になるほど生地は厚めになりますが、この生地は美味しい。
粒餡も丁度いいジューシーさがあり、ですが生地が水分を吸い取ってべちゃっとしてもいません。
粒餡の歯応え、甘さも強くはなく良い感じ。
私的には豆大福よりどら焼きの方が気に入ってしまいました。
薯蕷饅頭
皮は薄め、優しい口当たりでしたが薯蕷らしいもっちりらしさより少しぼそっとした感じがありました。
中にはよく練られたこし餡がたっぷり入っています。
甘味がしっかりしてるので、確かに茶菓子として頂いた方が良さそうです。
きんつば
きんつばとは、小麦粉を薄く伸ばした生地に餡を包み平にして軽く焼いたもの。
つぶし餡の少しの歯応えが残っており、ストレートな甘さ、餡の美味しさを感じます。
原材料も小麦粉や餡などのベースのみで他に手を加えてない素朴なお味なので、餡をそのまま楽しみたい時におすすめ。
茶饅頭
茶饅頭と言えば、黒糖。
口入れるとふわっと黒糖の香りが満遍なく広がり、皮は薄め、中にはしっかりつぶし餡が入っています。
甘いですが、塩気もありバランスはいいです。
原材料に、蕨粉と蓮粉が入っていました。
最中
最中皮は香ばしいタイプ。
種は粒餡、しっとりしていてバランスの取れた最中。
栗饅頭
皮からは卵の香り、中には白餡、中心部に大きな栗がそのまま入っています。
白餡は甘め、栗の歯応え、無理な加糖がされていない素材のお味が楽しめます。
DETAIL DATA
アクセス、営業時間など
- 【店舗名】
- 岡埜栄泉 虎ノ門
- 【住所】
- 東京都港区虎ノ門3丁目8−24
- 【営業時間】
- 9:30~17:00
- 【定休日】
- 日 祝