かき氷の人気店。ふわんとした口当たりの白玉もおすすめ

1966年創業、西荻窪南口を出て徒歩5分程。かき氷とあんみつが有名でかき氷は雑誌でもよく取り上げられる甘味処甘いっ子。

長らくこの地で愛される老舗甘味処で、昔は西荻窪に多く点在した甘味処も代表格は当店のみとも言われています。

西荻窪と言えば、スイーツや和菓子の人気・話題店が多く、豆がいっぱい入った豆大福の喜田屋、NYスタイルのエイミーズベイクショップ、マクロビスイーツのカナム、駅から1キロ程離れた所には東京を代表するパティスリーアテスウェイがあるスイーツに強い土地柄。
どれも北口エリアにありますが当店のみは下町情緒がある南口にあり、特にメインストリートと呼べる道がなくお店は一本入った住宅とお店が並ぶ通り沿いにあります。

到着するとエントランスポーチに竹を配した趣ある佇まいで重ねた年月を想わせる外観。
店内は光量が落としてあり、昭和の雰囲気がある空気感です。

お店はテーブル6卓程度で、混雑した場合はお外のポーチにある長椅子で待つことになります。

お休みは月曜定休ですが、平日も臨時休業あり。
営業時間は通常18時までですが、16時に閉店することがあるので事前にツイッターで確認が安心です。

人気は初夏から始まるかき氷。
特にふわんとした白玉も評判が高くトッピングに入れたいアイテム。

フレーバーは杏といちごテイストが特に好評で各金時、白玉を追加したものに分かれます。

訪問回数は過去に平日に1回、今回は休日の16時頃に訪問してきました。
お店は旦那様と奥様で営業されているよう、対応は丁寧です。

お席は丁度空いましたが、30分も経たないで満席になりお外にお客様が待つまでに。
テーブルは4人掛けなのですが、混雑しても相席にはならないようです。

今回のオーダーは迷いましたが、前回と同じかき氷。
いちごで金時と白玉が乗った、いちごミルク金時白玉にしました。

 

いちごミルク金時白玉

平皿盛りなので崩れる心配がないかき氷

いちごは加糖されていますが果肉感も残っていて、その上から練乳もかかっているので甘さは通常のかき氷よりあります

白玉の口当たりはふわんとしていて、表面はかなり柔らかですが内部には弾力も残っています
少し温かさが残っているので、最後まで硬くなることはなく生地のほんのりした甘さもあり
個数も多く入っています
甘味処やかき氷の白玉は硬かったり味わいも癖があることがありますが、こちらはそれはなく癒し系のお味でなかなか美味

小豆は粒がしっかりしたもの、食べ応えがあり量も多いのでお腹が空いている時の方が良さそう

氷はシャクシャク系ですがキーンとくることはありませんでした
果肉シロップは多めで平皿盛りということもありシロップ全体に行き渡っているからということもありそうです

 

店名通り甘味処の甘さ基準のかき氷なので最近のさっぱり系とは異なり重さもあるかもしれません。
糖度に走ると深みがないシロップになりがちですが当店はそれはなく果肉感も楽しめます。
手を入れ過ぎてないアンティークな店内で甘味としてのかき氷、優しい白玉がいただける甘味処甘いっ子でした。