升に入った抹茶パフェの中は和の宝石箱

2016年オープン、東急プラザ地下2階にある和のお食事～スイーツ、今冬升パフェが話題のSALON GINZA SABOU。

「SALON」系列で当店はグループ唯一の和をコンセプトにしたSALON GINZA SABOU。
手前にはSALON adam et ropéショップがありこちらは現在銀座と吉祥寺、大阪の3箇所に展開。
他の「SALON」グループはフランス バスク地方の伝統料理を提供するカウンタースタイルレストラン渋谷SALON BUTCHER & BEER、アフタヌーンティーやライトミールを提供する新宿SALON BAKE & TEAがあります。

お店のおすすめはコシヒカリ雪ほたかを使用したお食事、粒餡に本蕨餅とホイップをサンドした笑どら。
人気上昇メニューは今冬に登場した升で提供される抹茶ベースの茶房パフェ。

升スイーツと言うとMACCHA HOUSE 抹茶館の「升に入った抹茶ティラミス」が有名。
京都で連日大行列がおきている話題のスイーツです。

当店はこちらとの関連性はありませんが升スイーツが流行の兆しなんでしょうか、訪問時のスイーツオーダーは全て茶房パフェでした。

平日の11時過ぎ頃茶房パフェをいただきに訪問。
手前はお茶等が販売されたメニューは限られますがライトミール、スイーツがテイクアウトできるSALON adam et ropéショップ、奥にSALON GINZA SABOUはあります。

外観のSALON adam et ropéとの仕切りはガラスなのでSALON adam et ropéの一部に見え、店内はナチュラルモダン系で和の要素はアクセント的に感じる程度。
オフホワイト×ブラウンで壁には大きなモノクロの抽象写真が等間隔に飾られ、机は木目調、席間隔は広くゆったりしています。

お席は中心にカウンター、他はテーブル​12卓で案内されテーブル席へ。

お客様はナチュラル系の女性が中心ですが、ビジネスマンもいらっしゃいます。
時間帯からランチを注文される方が多く、おにぎり定食やライスカレーが人気のよう。

スイーツメニューを拝見すると茶房パフェ以外にもなかなか個性的。
雪ほたかを合わせた温製レアチーズや餡を練り込んだショコラのしょこらずき等あまり見かけないメニューが並びます。

ホールはマダム系の女性が中心となり若い女性スタッフがお1人。
マダム系の女性はメニュー説明もスムースでしっかりした接客でした。

温製レアチーズが綺麗で迷いましたが、やはり印象的な茶房パフェ-日本庭園風-をオーダー。

茶房パフェ-日本庭園風-

10分弱でサーブされました

抹茶粉末で砂紋を描き日本庭園の雰囲気を演出してあります

升なので普通のサンデーグラスに入ったパフェとは違い中身が一切見えません
果たして何が入っているのか・・・メニュー説明だけが全てじゃないはず、箱を開けるような気分でいただきました

木製のスプーンでいただこうとすると・・・硬いです
上はホワイトショコラでパリンと割れてパフェの構成が見えてきました

想像以上にたくさんの和が散りばめられていたので書き漏れもあるかもしれません

前記通り蓋は抹茶が振りかけられたホワイトショコラ、中は上層からベースは抹茶を振りかけた抹茶アイス、中心にポップライス、四隅に抹茶ホイップ、その下にマスカルポーネ
そこに忍ばせた和の要素は大納言の様な粒餡、蕨餅（本蕨とのこと）、抹茶寒天、渋皮栗、パールチョコと少量ですが種類豊富
最下層に抹茶ペーストを敷いていました

所々に振り掛けた抹茶粉末はパフェに馴染む風味の濃さでアイスは香りと甘さのバランスに重きを置いたパフェに合うお味
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四隅に配された抹茶ホイップは爽やかな苦味で抹茶らしさを出し、通常生クリームを使用するところにマスカルポーネなので双方ともにさらっといただけます
散りばめた和素材は個々にお味がでていて、次は何が出てくるのかワクワクするちょっとした和宝石箱状態

最下層の抹茶ペーストはパフェらしいやや甘めのもの
ポイントはポップライス、芳ばしいお米の風味が効いていて一気に和の雰囲気へと引っ張ります

アイスに頼りがちのパフェもありますが、こちらのは配分がよく冬にいただいても寒い感覚にはなりません

程よい甘さがあり甘味としてしっかり成立、素材が多くてもバランスは良好
こんなにバラエティに富んだパフェとは思っていなかったので、驚きをホールの方にお伝えしてしまう程
楽しく美味しくいただけました


メニュー展開はそれなりにあり、知りたい場合は店前にメニューが置いてあるので事前に確認でき親切。
個性的な和のスイーツにこれからも期待できそうな和カフェでした。