熟成した玄米の専門店

結わえるが運営が運営する寝かせ玄米専門店いろは。
蔵前の結わえると言うと玄米を中心に和食の定食を頂け、玄米甘酒、寝かせ玄米、寝かせ玄米を使用したおはぎが人気。

寝かせ玄米とは、圧力釜で炊いた玄米を常温で3、4日寝かせ熟成させることより、お味はマイルドに甘く、餅らしさがでて、食べやすくなるらしいです。
入っているのは玄米、小豆、自然塩のみ。

いろは池袋店、平日の12:30過ぎに伺いました。
テイクアウトとイートインが可能で、イートインを選択、席は7割程が埋まっています。

あまりゆっくりするような座席の作りにはなっておらず、回転は早め。
レジオーダー式、自身でトレイで席まで運びます。
スタッフは若め、イートインの利用について伺いましたが感じは悪くありませんがなんともぼーっとした対応。

メニューの主力はおにぎり、もちろん全て寝かせ玄米。
人気という半熟たまごおにぎり、栗と銀杏おにぎり、おばんざいは牛すじ大根こんにゃく煮、お味噌汁は油揚げと根菜の味噌汁をテイクアウトできなこおはぎをお願いしました。

お味噌汁は優しい味、特徴はありませんが悪くありません。

牛すじは温かくないのでゼリー状に固まってる箇所があります。
味自体は薄めで甘め、美味しいですが、牛すじによってはかなり固く顎が痛くなるほど。
大根は旨みが出るほど煮込まれてなくもう少し時間をかけてもらいたいです。

寝かせ玄米ですが、熟成させることでかなり粘着性がまし、下の敷物にくっついてなかなか離れません。
お味は柔らかく馴染んだお味、粘り気が強く小豆のお味は普通の玄米よりやや増した感じです。
塩気はかなり薄いのでその点は良いのですが、格段食べやすくなりました、という感じはあまり受けませんでした。
私的には炊き立ての玄米の方がジューシーで食べやすい気がします。

半熟たまごおにぎり

中に卵がそのまま入っているため大きくどっしりしています。
卵が大きいのでおにぎりとして口に運ぶのはなかなか大変で結局バラバラで頂きました。
卵にはしっかりお味はついており半熟ですがとろとろ系ではありません。

栗と銀杏

中に栗と銀杏が散りばめられています。
普通のおにぎりの方が玄米の美味しさを感じることが出来そう。
銀杏は特にふっくらしておらず、甘みはほぼありませんでした。
栗は驚くほど味がなく、この時が悪かったのか栗と言われないと「？」となる質でした。

割り箸は特徴的で、岡山の杉、檜の間伐材を使用したもので色から違いました。

接客もお味も値段相応で寝かせ玄米に拘っているのでもう少し他の所にも拘りが欲しかったです。

おはぎ

テイクアウトしたおはぎを頂きました。
以前知り合いの方からおすすめして頂いたもので、お店の定番の人気商品でもあります。
お味は玄米独特の歯応えはありますが、非常にマッチしていて不自然さがなく美味しい、きな粉もたっぷり、つぶし餡の甘さも控えめなので甘い物が苦手な方でも食べられそう。
頂いた物の中では一番美味しかったです。
こちらはまたリピートしてみたいです。