寒天の喉越しの良さが素晴らしいイトシアの人気甘味処

1947年創業の甘味処、有楽町店が有名ですが、実は本店は麹のおかめ。

名物は蔵王あんみつとオーダーを受けてから作られるビッグサイズのおはぎ。
因みに蔵王はソフトクリームのことで、蔵王のように大胆な大きさです。

有楽町店を利用させて頂きました。
スタッフの9割が実年の女性、江戸前接客、早口で少しせっかちに見えますが聞けば色々教えてくれ、気を利かせてくれます。

【再訪2015/11】

おはぎ きな粉

おかめの名物の1つ、大きなおはぎ。
サーブされたおはぎは、きなこの香りがしっかり、少し歪な形、他ではなかなか味わえない温かいおはぎは手作り感が溢れています。
お餅感覚は少なく「ご飯」と言った感じで粒感が残っており、中には適量のこし餡が入っていてお味的には纏まっていて、かなり大きいので一つで十分な大きさです。

蔵王あんみつ

おかめの一番の看板商品。
特徴は蔵王の様に聳えるソフトクリームとこし餡＋金時豆の組み合わせ。
ソフトクリームが大胆なので、金時豆位の大きさが良くあっています。
ソフトクリームは甘いですが濃厚なタイプではなく、金時豆も甘く、全体的に甘みは強め。
寒天はさくっとした歯応え、後からの清涼感は他のあんみつと比べ群を抜いて素晴らしいです。
寒天自体は香りより喉越し勝負、喉越しで言ったらおかめが最高。
えんどう豆はすこしパサっと感、蜜はさらっとしたタイプ。
けっこうボリューミーでお腹いっぱいになるあんみつなので、ちょっと食後にと考えるときついかもしれません。

 

【初訪2015/08】

氷ゆずあんみつ【夏季限定】

下層にあんみつが入っているかき氷。
上に振りかけられているのは柚子、この香りが運ばれてきた時からいい香りを演出し、一口頂くと柚子が口中に広がります。
氷はシャクシャクでキーンとするタイプですが、お茶が温かいので大丈夫でした。
後半はあまり柚子の香りはなくなりますが、代わりにあんみつが出てきて、小豆はふっくらしており美味しいです。
好みだったのが寒天。
透明度高い綺麗な寒天は喉越し良く、混じりけのない綺麗なお味。
黒蜜が別添えなので、甘味は好きに調節出来るところも良いです。
柚子～寒天が主に印象に残り最後は爽やかさを残すかき氷、氷のクオリティの点で言うと今一つですが、お味は甘ったるくなく気持ち良く頂け良かったです。