予約販売のみの高倍率のかずやの煉、これをいただかないとかずやを知ることはできません

2005年オープン、銀座駅から程近いところにある和菓子を専門に扱うかずや。
一坪のお店としても話題で、松井ビル1階にありますが外から看板が出ているわけでもなくビル自体が暗いのでかなり見つけにくいです。

思い切って奥に進むと大きな白い暖簾、平日でも行列があります。

古関一哉さんがお一人で営業されていますので、列が進むのはゆっくりでお電話もなかなか出られません。

スペシャリテは言わずと知れた「かずやの煉」。
シーズンにより商品は変わりますがこのスペシャリテは通年。
数が限られるので予約販売、基本1ヵ月前から予約開始をしますが上記のこともありお電話はなかなか繋がりません。
何十回かかけてようやく繋がり予約できました。
平日で希望日がなければ最短一週間程度でお引き取りできますが、日祝がお休みのため土曜日引き取りは相当高倍率になると思います。

他に煉り菓子詰め合わせという商品もでていますが、こちらはかずやの煉とは別物。
時々デパートで見ることもあるので、おもたせには大変ですが是非かずやの煉とおすすめします。

予約をすると引き取り時間も聞かれますので、その時間内に行かないと最悪キャンセルになることがあります。
賞味期限は2日、要冷蔵、引き取り時保冷材は葛練り一つ一つの下に一個ずつ敷かれていました。
制作風景は技と体力がいる作業、これをお一人でやられているのかと思うと頭が下がります。

かずやの煉

高級八女抹茶をふんだんに使った最高の抹茶葛練りでもちろん保存料等は一切不使用。
見た目は滑らかで美しいです。
柔らかそうにも見えるのですが、他の葛練りとは弾力の強さが全く違います。
頂くと最初はソフトな甘味、最後の抹茶の苦みは素晴らしいです。
くっきり甘味と苦味の二段階構成で、粘りと滑らかさ、口の中で溶けていきます。
苦味が後にくるので清涼感がありすっきりとしたお味。
甘味より抹茶を頂いた感じが強く、高級八女抹茶の馥郁たる香りが素晴らしく、舌先で、香りで、繊細に楽しみたい葛練り。
予約日を合わせるのはとても大変ですが、最高峰のおもたせの一つです。

かずやのねりあめ最中

ねりあめを冷やして最中に後からサンドするので最中のパリパリの触感、音まで楽しめます。
練り飴は、頂く前に1時間程冷やします。
水飴はストレートな本来の甘さ、飾り気はありません。

栗

栗を潰したのがごろっと入っていて、食感もあります。

干し柿

こちらはあまり柿の感じはなく甘さがしっかりした練り飴でした。

小豆

スタンダードで軽く頂けます。

冷たい練り飴の口当たりの良さがある最中です。