品があり洗練された田舎そばは必食です

新江古田駅から徒歩8分程、都内No.1との呼び声高い蕎麦店じゆうさん。
店主の高橋氏は竹やぶ出身、特にここの田舎そばは評判が大変いいです。

平日11:30オープン少し前に到着、最初はお客様が私ともう一人程度なので平日の早い時間帯ならゆっくりできそう。
その後のお客様の入はゆっくりです。
お席は一枚木の味のあるカウンター、そこには竹やぶの阿部氏の書が飾られ、店内には控えめにBGMが流れていました。

あまり量はないとのことで、十割石臼挽きせいろ、手挽き田舎せいろの両方を選択。
ちなみに来店されたお客様全員が田舎そばをオーダーされていました。

お蕎麦を茹でられる高橋氏の姿は真剣そのもの、蕎麦の固さを入念にチェックされていました。

田舎そば

まずは田舎そばがサーブされました。
第一印象は、綺麗な色のお蕎麦で品があります。
頂く前からこれは普通のお蕎麦と違うのが見て取れます。

お聞きしたところ1割強つなぎが使われているとのことで、大体二八だと思います。
蕎麦粉は黒姫産で手挽き石臼を使用し挽いたもの。

最初はお塩で、その後つゆで頂いて下さいと言われます。

アドバイス通りお塩で頂きました。
お蕎麦の香りは甘く、香り高くえぐみがありません。
喉越し、歯応えも素晴らしい正しく絶品。
まろやかで角がなく、えぐみが苦手な方でも頂けそう。
他では頂いたことがないお味、優しく、洗練されています。
お塩がこんなに合うお蕎麦は他には無いのではないかと思います。
途中からつゆで頂きましたが香りを楽しみたいので結局お塩に。
印象深く忘れられないお蕎麦となりました。

限定20程度そうなので早めの来店が吉。
他にはないお味なのでぜひ頂いて欲しいお蕎麦です。

せいろ

常陸秋蕎麦粉を使用した十割蕎麦。
サーブされた際に蕎麦猪口を交換してくれました。
細かい気遣いが嬉しいです。

見た目は瑞々しく無骨さは少ないスマートなお蕎麦。
えぐみ程よく、香りよく、甘く、しっかり弾力があります。
喉越しもよく、今まで頂いたお蕎麦の中で一番喉越しいい十割蕎麦でした。
こちらも大変美味しいです。

蕎麦つゆは甘さと辛さが絶妙でどちらかに偏ってるタイプではありません。

蕎麦湯は甘くとろっとしているタイプ、下にとろみが沈んでいるので適度にかき回して頂いた方が良さそう。
優しいお味、美味しいです。
ただ、とろっと感は玉笑の方が上かと思います。

蕎麦の実とろろ

冷たく、とろろの癖も少なく食べやすいです。
蕎麦の実のプチプチさがあり、すっきりしたお味でした。

 

最後は実年の女性スタッフとお話、「お蕎麦好きなんですねー」と多分とても満足げに頂いていたんだと思います。

つまみは確かに少ないのですがここにしかないお蕎麦があります。
大変人気店になるのがよくわかるお店でした。
またぜひ伺いたいです。