玉子焼きサンド、松露サンドが人気。出汁を効かせつつ卵本来のお味も残す人気店

元々は江戸前寿司から始まり、1946年頃から「松露の玉子焼」として味を確立。
会社としての設立は1952年、1983年には百貨店の食料品売り場に販路を拡大させ今では知名度屈指のつきぢ松露。

築地市場外には人気の玉子焼き店が数多くあり、つきぢ松露以外に、1924年創業の大定、料理屋専門の卸しでしたが2009年より築地に出店した山長、テリー伊藤さんのご実家として認知度が高い丸武等が乱立しています。

つきぢ松露は築地市場外にも晴海通り沿いにも店舗があります。
サイズ違いのものが売られている位で取り扱い種類は同じ、新店はあまり知られていないので本店が売切れの場合でも新店で在庫がある場合があります。

つきぢ松露の玉子焼きは主に寿司屋や高級料亭などへ納める卵焼きとしても知られ、卵は都路のたまごを使用。
全体的には玉子焼きらしい懐かしい甘さ、鰹節出汁が効いていますが卵本来のお味を残し、冷めても美味しく、箸を入れると天のや程ではありませんが出汁がじゅわっと溢れ出すのが特徴です。

人気は玉子焼きサンド。
平日でも午前中に売り切れてしまうことが多いとか。
平日の14時頃、既に玉子焼きサンドは売切れでしたが松露サンドが在庫1でありました。
玉子焼きサンドはプレーンの玉子焼きをサンドしたものですが、松露サンドはとびたまと辛党の2種類が入ったサンドです。

松露サンドと3種詰め合わせ（プレーン、親子焼、紀州）を購入。

お店の方には丁寧な対応をしていただきました。

松露サンド

とびたま
青のりが入った玉子焼き。
甘みと出汁が効いていてマヨネーズが敷かれサンド感が出ていて、甘いテイスト、辛いのが苦手な方におすすめ。

辛党
唐辛子が入った玉子焼き。
最初は甘いのですが、段々と唐辛子を感じる様になり喉元に届く辺りには辛さをしっかり感じます。
ただ出汁の甘さも負けておらず、過度な辛さなので玉子焼きらしさも残っています。
私的にはこちらがお気に入り。

3種詰め合わせ（プレーン、親子焼、紀州）

プレーン
甘さはありますが適度、卵自体の美味しさを楽しめるお味。
スタンダードなので出汁も感じやすく、食べやすい王道で安定感があります。

親子焼
三つ葉と下層に鳥の挽肉が入った玉子焼き。
想像していたより三つ葉が爽やかに香ります。
少しお肉はパサッとしてたでしょうか、出汁が溢れるタイプの玉子焼きなのでそう感じてしまうのかもしれません。

紀州
潰した梅干しがしっかり入っている玉子焼き。
全体的ではなく上層に敷かれるように入っていて、酸味はあまりないタイプ。
よって梅干しエリア以外はプレーンの玉子焼きに近い感じです。
私的にはもう少し酸っぱくても良いかなとは思いますが、塩分控えめ、玉子焼きの甘さも残っているので刺激を欲しない方におすすめ。

どれも優しい甘さで卵のお味を大事にしていることがよく伝わる玉子焼きでした。