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はらまさ

はらまさ

星2つ半が平均

都内屈指のCPランチとアットホームで店主の優しさが伝わるお店

2013年オープン、曙橋駅のA4出口を出て、市ヶ谷方面へ3分程度、靖国通り沿いにある美味しくCPも高いと評判の割烹料理のはらまさ。
駅から近く分かりやすい立地です。

多くの割烹料理店が犇めく荒木町から程近く、ちゃわんぶを筆頭に人気店も多数点在。

そんなエリアに、はらまさの店主原正太郎さんは大阪で7年、東京で6年の修行を経て若干32歳でこのお店をオープンしました。

スペシャリテはトリュフご飯、ランチでは鯛茶漬けの評判が良いと聞きます。
価格帯は3800円と5800円、鯛茶漬けは5800円コースのみ。

土曜日のランチ、予約は前日でとれました。
当日も少しお席に空きがあり、まだランチを始めて間もないため取りやすいと思います。
滞在時はよく予約のお電話がかかってきていて、主に夜ご希望な様で何組様か満席でお断りされていました。

選択は5800円のコース。

引き戸を開けるとすぐお席。
想像してたより狭めで、L字型のカウンターとテーブル席1席。

お弟子さんの接客は下町の割烹料理店、感じは良いですが名が知れたカウンターでいただく懐石料理店の接客とは開きがあります。
こちらは気軽に一人でふらっと来るか、仲の良い方と一緒に来られる方が良さそう。

<先付け>

ウニとコノワタの飯蒸し

コノワタの濃厚さとウニの相性がいい飯蒸し。
コノワタは癖がない味付けとなっていて、ウニの質はとても良いとは言えませんがにおいもそんなに気にならずさらっとしているので重くなりすぎません。
お酒の香りがふわりとしてお酒と相性が良さそうな一品。

筍と木の芽味噌和え、蛍烏賊

筍は千葉産、蛍烏賊も木の芽を叩いて和えています。
いただくと木の芽特有の香りの強さはなく甘めなテイスト。
蛍烏賊は濃厚、筍は箇所によって歯応えが変わるのは分かりますが少し柔らかさが強いものも。
茗荷と少量の花穂紫蘇でさっぱりいただけました。

蟹の茶碗蒸し

上に卵黄、中央に蟹味噌、下層には蟹の身が詰まったそれなりに大きさがある茶碗蒸し。
塩気は蟹味噌で楽しめるのが良いです。
とろとろの卵黄はお味をマイルドに、蟹の身はしっかり入っていて柔らかく、甘みを堪能できる茶碗蒸し。
蟹の旨みがぎゅっと詰まっていてとても美味しいです。

<お造り>

鯵と徳島産の鯛

鯵は味付けされているのでそのままいただきます。
添えられている葱やかいわれ、茗荷や紅蓼等と一緒にいただきます。
最後にポン酢をかけてサーブされるのですが、寸前に思い出され店主がかけてくれたのですがお皿に少し跳ねています、なかなかワイルドでした。
ポン酢風味の味と添えと一緒にいただくとさっぱりとしてにおいも気になりません。
鯵はにおいが気になることが多いですが、元々そんなににおうものでもなかった様です。

肝醤油かお醤油でいただきます。
肝醤油は濃厚さとはっきりした強い味。
鯛の鮮度も悪くなく添えられた大和芋もピリピリすることはありませんでした。

両皿ともしっかり量がありました。

<椀物>

淡路島産の鱧、ジュンサイが浮いた蓮根蒸しの椀物

今年最初にいただいた鱧がこちらになりました。

蓮根蒸しは浮き粉と松の実を入れたもの。
いただくと甘く、松の実がそのまま入っているので食感と香りがプラスされ美味しいです。

鱧は葛粉で薄く衣付けされています。
シーズンがこれからということもあり、蓮根蒸しの方が印象的。

出汁は椀物のストレートなテイストですっきりしています。

<焼き物>

イサキとイチボが選べ、今回はイチボで。

イチボ

レアでお願いしました。
添えられるのはスナックエンドウ、谷中生姜とお味噌、自家製のニンニクの醤油漬け。
イチボの焼き加減は良い感じです。
ニンニクの醤油漬けはふにゃっとしておらず本来の歯応えを残しつつもお醤油が行き渡っていてなかなか良いです。
アドバイスいただいた通りイチボにぴったり、もう少しあっても良かったかもしれません。
谷中生姜は瑞々しく強くなく食べやすくこちらも合っていました。

<炊き合わせ>

茄子と穴子と鯛子の炊き合わせ

茄子と穴子はとろとろで鯛子は甘く、とろりとした餡で全体的に優しいお味。
噛む必要がない程蕩けますが、穴子は少し骨を感じました。

鯛茶漬け

ご飯は富山のコシヒカリ。
鯛はそれなりに肉厚、添えらえた海苔の佃煮は適度な塩分。

まずはお茶漬けにしないでそのままに、と言われていただきました。
胡麻の香りが効いてかなり甘く、濃いめです。

鯛茶漬けの出汁はさっぱり系。
お茶漬けにしていただくと強いお味が和らぎなかなか美味しいです。

鯛の量はご飯2膳分程度あります。
鯛もおかわりできるのですが、ここまでのコースでけっこうな量もありおかわりはできませんでした。

きな粉のババロア

抹茶ときな粉、上に小豆が少し乗ったババロア。
いただくとクレームシャンティがはっきり分かるタイプでコース料理の甘味としては洋を感じ甘みもそれなり。
ババロアなので口溶けよく、きな粉の香りと共にいただきました。

最後はほうじ茶。
色はしっかりしていましたが、どうしたことか味がありませんでした・・・・・

 

コース全体を通してかなり量があります。
このお値段でこの量はなかなかありません、記憶している中でも後は太月くらいでしょうか。
総じて味はしっかりめ、いただいている時に塩っ辛いと思うことはありませんが後から喉が乾きます。

盛付がワイルドだったり、お弟子さんも感じは良いのですが飲み物をコースターの上に乗せ忘れてしまう、後はお店が小さいので時々クーラーが直撃することもあります。
あまり細かいことを気にせずリラックスして楽しむ割烹料理店の様です。

ただ、一つ気になったのはにおいです。
蒸し暑い日だったということもありますが、入店後すぐわかるレベル。
要因は多々ありそうですが、1つは明確で自分で確認したところやはりそうでした。
ただお店側も気を使っているのは伝わるので記載は避けます。
中々難しいかもしれませんが、よくなると良いなと思います。

店主は温和で話しやすい方。
初めてご利用されたお客様が食材のこと等色々質問されていたのですが、丁寧に答えられていました。
店主によっては、1つ聞いて1つしか答えない、常連様にしかあまり話されない方もいらっしゃいますがこちらはそうではありません。
1つ聞いたら2、3つ程度良い間隔を空けて答えてくださり、温かさが伝わるお店。

最後はお見送りをしていただきました。

スペシャリテのトリュフご飯は5800円のコースにプラスすればランチでもいただけます。
今度はそちらをいただいてみたいです。

DETAIL DATA

ico

アクセス、営業時間など

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