ふわふわエアリーかき氷と本格讃岐うどん、両方が楽しめるお店

始まりは2015年の武蔵小杉、2017年移転。飯田橋駅から2分程度、複合施設飯田橋プラーノにある本格自家製讃岐うどんとふわふわのかき氷が人気のまめ茶和ん。

店主は森内博子さん。
製菓学校の和菓子学科を卒業後、香川にて讃岐うどんの修行を重ね武蔵小杉にまめ茶和んをオープン。
お茶系のかき氷は茶師十段のしもきた茶苑大山師事で作られるこちらも本格派です。

2017年5月に現飯田橋に移転した当店、うどんと評判のかき氷をいただきに平日の18時頃初訪問。
お店は飯田橋プラーノの2F、少し奥まったところにありました。
「讃岐うどんとかき氷のカフェ まめ茶和ん」と書かれたサインはかき氷のフォントが最も大きく、注力しているのが分かります。

店内は和カフェらしく木がベース、天井は木材を吊るし木にして格子状に組むことにより灯りが柔らかく照らす空間。
真新しさがあるものの親しみやすい雰囲気です。
お席は、テーブルが3卓、カウンターが4席あり、空きがありましたのでテーブルへ。

接客は1人で若い女性、少し大人しい感じの方ですが丁寧でとても可愛らしい方。
奥のカウンターキッチンには手を休むことなく森内さんがお1人でオーダーを受け作られていらっしゃいました。

お客様はビジネスマン、お1人様の女性、学生さんと幅広くいらっしゃり皆様かき氷をオーダー。
来店客数は多いので、休日には並びそうです。

メニューは主にうどんとかき氷。
うどんはかけやつけのスタンダードなものからねぎ豚ぶっかけ等お食事系うどんまで11種類程度。
かき氷は魅惑のシトラスミルク、デラックスいちごミルフィーユ、ほうじ茶蜜、あずきミルク等13種類程度。
トッピングもありますし、ミニサイズもあります。

量をお聞きすると、うどんとかき氷ミニサイズなら完食できない方はまずいらっしゃらないとのこと。
折角ですので、うどんのかけ（冷）、かき氷は一番人気の魅惑のシトラスミルクにしました。

◆うどん かけ（冷）

コシを楽しみたいので、冷たい方にしました

出汁は昆布と鯖、鰹、ムロ等を使用した独自ブレンドしたイリコに無調化のかえしで味付けをしたもの
うどんももちろん無調化、自然派志向のうどんです

コシはしっかり、生地自体の甘みは強くありませんが弾力はとても良好
硬過ぎず、もちろん柔か過ぎず存在感あるコシでうどんをいただいたという満足度が得られます

出汁は昆布が香った後にイリコが効いてきます
お店が「飲み干せる濃さ」と言っている通り、塩度はありますがあまり濃くはなくイメージ的に女性向けかもしれません

薬味は生姜、葱の中に少量の大葉が入っていました

手広く行っているお店ですと、ぼんやりしてしまいがちですが軸がしっかりしたうどん
脱線してしまいますが噛むことで満腹感も得られますので女性にとっては、良いランチになりそうです

◆魅惑のシトラスミルク

季節の柑橘系フルーツピュレとジャム、ミルク
訪問時の柑橘はレモンとオレンジ、グレープフルーツでした

運ばれてきたかき氷は見た目から期待できる丸いふんわりフォルム

口溶けはふわふわエアリー
シャクシャク感は全くない完成度の高いかき氷です

シロップは甘酸っぱくさっぱりしていますが、適度にミルクがかかっているので深みもありバランス良好
中心にジャムがかかっていて、ピールは糖衣掛けのものなのか少しシャリっとします

下層に進むとシロップと塊として無糖の生クリームが入っています
最初はマスカルポーネの様に思えるもので、甘さやこってり感はなく正直最初は重いかなと思いましたが柑橘が上手くマッチしているので丁度良い濃度
異なる風味が待っていて最後まで飽きることはありませんでした

 

手軽にいただけて、女性でも入りやすく、うどん以外の甘味も種類があり美味しく、お値段も控えめ。
温かな接客で会社の近くにあったらランチの定番になりそうなお店、他のかき氷への期待値も上がるまめ茶和んでした。