梅酒入り梅ダッチコーヒーは梅の実とご一緒に

1946年創業、川端康成や永井荷風、池端正太郎や手塚治虫先生など多くの文豪、文化人が愛した浅草の老舗喫茶店アンヂェラス。

日本で初めてダッチコーヒーを紹介したお店としても知られ、こちらで有名なのが梅ダッチコーヒー、フルーツポンチ、ロールケーキアンヂェラスが有名です。

休日の17時頃、外でイベントを行っていて亀十も並んで居ないので空いているか思いきや、3階まであるイートインはほぼいっぱい。
外観、内観共にアンティーク、欧風の山小屋をイメージしたという店内は、喫茶店らしくライトで木の温もりを感じさせます。
席によっては、手塚治虫などのサインがありました。

梅ダッチコーヒーと店の名前を冠したアンヂェラスというガトー、ブラックタイプを選択。

梅ダッチコーヒー

氷のみのグラスとコーヒー、梅酒原液、シロップが銀のトレイに乗って提供されます。
すぐにスタッフがコーヒーを波々と全部入れてなんか少し零れたりどこか豪快。
濃い目なので最初はコーヒーのみで頂いて欲しいとのこと。

コーヒーは、ライトな苦味とすっきり感、瑞々しさが際立つダッチコーヒーにしては飲みやすいタイプ。

梅酒を混ぜると確かに変わり、酸っぱさのあるコーヒーと変化。
正直、最初はどうかと思うようなお味でしたが慣れると嵌ってしまいそう。
梅の実は柔らかめで甘くてお味も残っていて美味しいです。
梅の実と一緒に頂くとソフトになるのでおすすめ。

アンヂェラス

ミニバターロールケーキ、ホワイトとモカタイプがあり、モカを選択。

お味はラム酒の香りがしっかりして、フィリングはホワイトクリーム、モカタイプのジェノワーズ。
グラズールのショコラはスタンダードなお味、リキュール香るガトーが好きな私としては良かったです。
小さいので食べやすいのもポイント。

浅草下町のカフェですので、あまりお上品に頂くタイプではありません。
内装の空間は素敵でタイムスリップした様な気分に浸れる喫茶店です。