FOOD GARDEN

現在登録数 :  720 件

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アンド エクレ

アンド エクレ

星2つ半が平均

オリジナルメニュー"クーリシャス"。素材を生かす星付きシェフのお料理がCP良くいただけます

2015年オープン、表参道駅B3出口より3分程。オリジナルメニュークーリシャスが話題のアンド エクレ。

場所は広い敷地面積を有するCICADAグループ、AtoZカフェや鮨ます田と同じ方向性のエリアにある人気店犇めくエリアの一角。
レストラン イリエ ル ジョワイユーの跡地にあたる袋小路の2階にあります。
エントランス部分が全面ガラス張り、店内はウッドフロアにビストロらしいカジュアルさを残しながらもチープさはなくセンスの良さが光る女性向けの内装。

メインシェフはオリヴィエ ロドリゲス氏。
フランスからキャリアを始め、ル・シャンテクレール(2ツ星)→レ・ジャルダン・ドゥ・オペラ(2ツ星)→イタリア、エノテカ・ピンキオーリ(3ツ星)→2005年オープンのマンダリンオリエンタル東京のシグネチャーでは退任まで7年間1ツ星を獲得。
この度、このお店オープンの為に日仏を融合させた新しいジャンルCoulicious(クーリシャス)を考案。

経営バックは株式会社パルコ、オリヴィエ ロドリゲス氏とは共同経営の形になるので売り出し方の形容詞にやや営業色が強い部分も感じられます。

休日のランチに当日予約で伺いました。
接客は丁寧、にこやかで問題ありませんが少しお料理の説明に弱いところがあるようで実際にメニューと書かれているものと材料の説明が違うところも。
メニューをおすすめして下さったフロアの女性はご自身が思うトークを入れてくれるので機械的ではなく親近感が沸きました。

コースもありますが、前菜+クーリシャスで軽めのランチを楽しむ方が多いので思ったより回転率は良いので休日でも予約なしで入れる可能性が高いです。
ただ平日と休日ではランチ内容が変わり、コースは変わりませんが休日は前菜+クーリシャス、平日は前菜はつきません。
お料理の提供間隔はやや長めです。

13時に訪問、お席はほぼ満席。
ビストロらしく活気がある店内、キッズチェアもあるのでお子様も歓迎な様。

お客様は女性率が高く1組ご夫婦でいらしていた男性以外見事に女性。
他のお客様も「女性しかいない」と驚いていて・・・それもそのはず全席数は48席もあるのです。

女性の為に作られたお店かと思う程、これは核となるクーリシャスが何なのかというのを深く示すものでした。

クーリシャスの語源はクーリ+デリシャスをかけた造語。

クーリとはフレンチのピューレして裏漉しした重さがあるソース。
クーリシャスとは旬の無農薬野菜を使用した色素を入れない素の美味しさを生かしたクーリにお米を合わせた新感覚のお料理。
イメージ的にはリゾットを思い浮かべる方が多いかと思いますが、リゾットの様に煮込んだ感じはなくお米が独立してる感じです。

クーリシャスは9種類程あり、料理らしい白舞茸のクーリやカルフラワークーリ、甘さを楽しめる栗のクーリやパンプキン等多様。
お写真がないので想像がしにくいですが、スタッフが丁寧に説明してくれました。

コースを予定していたのですが、肝心のクーリシャスのお味は提供までシークレットらしく休日限定のガストロノミーのクオリティを楽しめるという限定の前菜とクーリシャスにしました。

クーリシャスはフロアの女性のおすすめ、ジュニパーベリー風味"みずかがみ"ライス& ズワイガニのバターロースト with 白舞茸クーリを選択。

ドリンクはノンアルコールでもデュクドゥモンターニュやソーヴィニヨンブラン種のジュース等表参道らしいランナップでした。

前菜

どうやら選択するクーリシャスによって前菜が変わるらしく、お隣のお2人はそれぞれ違う前菜が用意されていて2種類あるようです。

私のは根セロリと帆立貝、ヴルーテソースでした。
上にはグラナチーズ、下層にセロリと帆立貝の炊き合わせ。
提供時にヴルーテソースを流し入れ、演出的に光るペッパーミルでブラックペッパーがかけられました。

ヴルーテソースからは寝セロリの香り、チーズがコクを出していて帆立貝の風味は弱いですが食感は固くなく良いです。
帆立貝と一緒にいただく根セロリからはソフトな苦味がありクリームのまったりさを引き締めていて後から再びふわりと香る根セロリが特徴。
根セロリと帆立貝からは少し香辛料の香りがし、あまり不確定のことを書くのを避けたいのでお聞きしたところ「色々な香辛料を使用してる」とのこと。
よってあまりお書きできませんが、ストレートではなくヴルーテソースの甘さと内部の香辛料でバランスをとっているお味でした。

サイドにあるにはグラナチーズの小さなグラタン。
上は香ばしく焼かれたチーズ、下地はカリッとしたパン生地にフィリングとしてグラナチーズが入っているというお味は濃いですがグラタンとして完成していました。

ジュニパーベリー風味"みずかがみ"ライス& ズワイガニのバターロースト with 白舞茸クーリ

説明が栗クーリのクーリシャスのメニューとミックスされていました。
栗風味と言われましたがしっかりジュニパーベリーで安心。

お皿はけっこう熱めですがお料理自体はそこまで熱くはありません、丁度良い位です。
クーリの香りが良く、いただくと白舞茸の風味がしっかりでていてクリーミーな甘さもあって重さがある滑らかさで中々美味しいです。
上に添えられた白舞茸もバターと香ばしさがありフロアの女性が仰った通り白舞茸がよく生きていました。
全体的には優しい方向性ですがコントラストを出すためかズワイガニだけは塩気がかなり強め。
濃いお味も好きな方ですが、蟹のお味よりも塩が目立って少し浮き気味でしょうか。

滋賀県近江のみずかがみのライスからはジュニパーベリーがしっかり伝わり少しの苦味があり甘めな白舞茸クーリを抑えて良い風味を出していました。
過度ではなくサポートするようなジュニパーベリーの香りなのであまり癖なくいただけます。

クーリを主体にされるだけあり素材を優しく引き出しながらも印象深く、意外にお腹がいっぱいになりコースならかなりお腹を空かせて行った方が良さそう。

お味はエリア的なものもあるのかお味はしっかりめ、少し喉が渇くものもあるかもしれません。
両皿共にクリーム系というのはやや気になりましたがドリンクを合わせてもこの立地、雰囲気で星付きシェフのオリジナルメニューが3300円ととてもお得。
クーリは特色があって他のお皿も安定性が予想できる仕上がりでしたし、平日のちょっとしたランチにはとても良いお店。
ディナーはまた別の顔を見せるのかもしれませんが、ランチでの印象はこちらに合わせて以前から予約するスタイルではなくさらっと行くのに適しているタイプに思えました。

DETAIL DATA

ico

アクセス、営業時間など

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