牛乳と卵不使用の強い弾力とべたつかず甘過ぎないフィンランドドーナツ

2013年オープン、吉祥寺駅から4分程の東急百貨店裏手にあるフィンランド発、牛乳と卵を使用しないもっちりドーナツを国内唯一販売するアーノルドドーナツ。

本店は1991年オープンのフィンランドのヘルシンキ、現在はフィンランド全土で40店舗以上。

こちらのドーナツの特徴は生地。
フィンランド伝統菓子のMunkk(ムンキ)とアメリカンドーナツを掛け合わせたもので弾力があり重くない仕上がりと言われています。

店舗のコンセプトカラーはイエローグリーンで、吉祥寺店の外壁もその色で鮮やかに染め上げ特徴的。
イエローグリーンですのできつくなく、カラーイメージである自然と安らぎ、癒しと一般的にフィンランドに対して抱くイメージを分かりやすく結びつけていました。
ガラス張りなので内部がよく見え、実際店内はすっきりしている印象あまり飾り立てたりしていません。

カフェでイートインも可能でお席はカウンターのみの8席程度。
ドリンクは1人あたり消費量が世界一と言われているコーヒーが主、他はアイスティーやスムージー等のラインナップ。
ドーナツは全部で14種類程あり、カラーはきつくなくハート型やシンプルでも一部アラザンで飾りを入れるなど女性好みのフォルム。

スタッフは見た限りは女性お1人、この方が明るくとても感じが良い方。
商品の説明も細やかですし、スペシャリテと個人的なおすすめまで質問していて反応の良さがあり気が利きます。

生地は前述通り牛乳と卵不使用であり、この作りはどのドーナツも同じ。
食感は押し返すような強い弾力、適度に空気を含んでいてベタついていなく甘くなくパンの様な食感。
こってりしているドーナツのイメージとは違いアイシングを無くしたらお食事系の生地にもできるのではと思うほど。
アイシングはしっかりかかっていてパリッと音がして、こちらも極端な甘みはありません。
フィリングは中心に集中していて全体にたっぷりではありませんが、これによって甘々しさを回避していました。
カロリーはパン的要素の意味でお腹が張ります。
卵の香りがしない素朴さがあり油っぽくない総じて食べやすいドーナツです。

スペシャリテはベルギー カレボー社のチョコアイシングのプレミアムミルクチョコ、スタッフおすすめがアップル＆シナモン。

今回はプレミアムミルクチョコ、アップル＆シナモン、ハートストロベリーを購入。

有料ですがボックスもあり。
長時間持ち運ぶのでお願いしようと思いましたが、強い衝撃がなければ大丈夫とのことで袋＋ビニールで。
少し物に触ってしまう位の衝撃はありましたが、崩れもなくアイシングもだれたりしないので気軽にテイクアウトできそうです。

プレミアムミルクチョコ

一部がアラザンで飾り付けられたベルギー カレボー社のチョコを使用したドーナツ
他のチョコ系ドーナツにはこのベルギー カレボー社のものは使用されていません

他のチョコドーナツを比べてミルクチョコ寄りのカラー、ミルキーで香りに広がりがあるのが特徴
チョコのお味自体はしっかり差別化が図られていました。
パリッとしてはいますが口溶けはよく甘みは然程強くありません

生地のお味が楽しめるスタンダード感もあるドーナツ

 

ハートストロベリー

ネットでも取り上げられ女性人気が一番高いのがハート型をしたイチゴアイシングのドーナツ
フィリングはホワイトクリーム系カスタード

アイシングは甘酸っぱく、粒感があり主張するお味ですがすっきりしていて良いです
フィリングは中心が主で全体にはありませんが、柔らかいクリームで卵の香りと甘さが一歩出るお味

 

アップル＆シナモン

中心にカラースプレーで飾られたチョコアイシングのドーナツ
フィリングはシナモン風味のアップルジャム

チョコレートはビターさありのスタンダードなチョコ
フィリングはハートストロベリーと同様に中心が主、ややお菓子的要素のジャムですがアップルのお味とシナモンの香りはしっかり
水分が逃げていないのでとろっとしていてフィリングは良いです
甘さはありますが、こちらはもう少しフィリング多めでも良かったかもと思えるお味

 

ドーナツというとベタッとしていて重いイメージでしたがこちらはそうではなくもたれることはありませんでした。
極度に甘いことはなく癖がない、そういった意味では主張は少ないかもしれませんが素朴さがあり生地自体は他ではないお味。
スタッフの感じも良く持ち運びしやすいので気軽に寄って購入するのに適しているお店でした。