綺麗な焼色ホットケーキが評判。緑に囲まれた別荘的カフェは平日でも行列ができる人気店

1967年創業、2008年に旧店舗5倍の敷地面積にしてリニューアルオープン、青山一丁目駅から5分程の外苑東通り沿いにあるホットケーキが人気のウエスト青山ガーデン。
大通り沿いですが回りに店舗が乱立していない比較的静かエリアで、「ガーデン」という名前に相応しく豊かな木々に囲まれた優雅さが漂う建物は西洋風の別荘の様。

店舗は銀座、青山、横浜にありますが、評判のお客様の半数以上がオーダーされるというホットケーキをいただけるのは青山ガーデンとベイカフェ ヨコハマのみ。
青山ガーデンは室内52席、ペット同伴可能なテラス席16席を構えますが平日も行列ができる人気店です。

ホールの方は絶えず見える位置にいらっしゃるので視線を送っただけで気付いてくれますしにこやかで接客はとても丁寧。
お会計のお釣りも綺麗なお札で返してくれる等その待遇はちょっとしたホテルのラウンジ並。
ですが、お値段はホットケーキとドリンクで1400円程度ととてもお安く利用時のお会計に驚きました。

平日の14時頃訪問、本当に行列が出来ていて待ちは8組様程度。
ゆったりしたカフェなので滞在時間もそれなりに長いのでお時間に余裕がある時がいいかもしれません。

エントランスにはテイクアウト用のショーケースがあり、こちらのシグネチャーメニューのリーフパイを中心にケーキまで販売。
焼き菓子を贈り物として発送手配をされるお客様でショーケース付近も混雑していました。

白が基調の店内、今回はラウンジ利用でテーブルには生花、木々が日光を遮蔽してくれるので然程暑くはありません。
お客様の層は30代程度～が多く落ち着いていて店内も騒がしくなく席間隔もゆったりしています。

オーダーはホットケーキ、1枚と2枚が選べますが1枚で十分な量・・・を通り越して2枚を完食できる方はそういないサイズ。
1枚につき直径18センチ、厚さ2センチ程あるので食後ですと難しいレベル。
ホットケーキ1枚、アイスコーヒーを選択。

アイスコーヒー

苦味と一定の深みはありますが酸味がないお味。

ホットケーキ

満席状態でしたが15分弱で提供されました。

満遍なく綺麗な焼き色がついた滑らかなフォルムとそのボリュームにも驚き。
香ばしい香りに弾力のあるクッション生地、ナイフを入れてみると外側はサクッと中はふんわりのスポンジタイプ。
シンプルスタイルの内部は卵色一色、卵とバターのコク、粉もの良さと多少の塩気でいただくホットケーキなので、生クリームはなく上にバターと別添えでさらさらのシロップのみ。
全体的にムラがないお味で上品な仕上がりです。

とても厚みがあるので満腹感も強いので1枚でもかなり至難の業でしたが、こってりはしていないのでお腹が膨れてももたれることはありません。
クラシックスタイルというとパークサイドダイナーのインペリアルパンケーキを思い出しますが、あちらの方がつるっとしていて生地は薄めでほんのり甘みがありました。
こちらはもっと素朴なスタイルの正しくホットケーキの厚みとお味、お店の雰囲気にもよく合っている優雅な出来でした。

他にも人気のホットスフレやクレームブリュレ、季節物のフローズンドリンクメニューも有。
お値段も控えめでゆったりでき、緑を感じ、お客様も上品な方が多いのでカフェとしての利用ではかなりポイントは高め。
こちら目当てでないと来ないエリアでしかも人気店で混雑しているのが難点ですが、人気が出ないはずがない接客と質でした。