オレンジカウンティ
星2つ半が平均
沢山の生クリームに零れるフルーツ、夢をいっぱい詰め込んだ様なクレープ
2007年オープン、祖師ヶ谷大蔵駅の北口を出て線路沿って仙川方面へ1分程のところにある、都内を代表するクレープリーオレンジカウンティ。
メディアにも度々取り上げられ、「オプションで生クリームメガ盛りにできるクレープ」と聞けばここのこと。
通常のクレープもクレームシャンティは多めですが、糖度や濃厚さは絶妙にコントロールされていて無理なくいただけ、そのバランスの良さに驚きました。
平日の14時頃訪問、店舗はイートイン専門の小窓越しに接客する線路側と、カフェ専門の裏路地にある入り口の二ヶ所があります。
裏路地の方は少し分かり辛く、そのストリートは少し入りにくいかもしれません。
正直、PARLAやジェラートピケ等の今時のお洒落なクレープリーの外観ではなく、町にあるクレープリー。
入店しますと感じのいい細身の女性スタッフが迎えてくれました。
内装はナチュラル系で手書きのPOPが可愛い女性らしい空間で、お客様はご近所の女性方々、お話も楽しめるゆっくりできる雰囲気です。
メニューを見ると、クレープ以外にもガレットやサンドイッチ、クレープ自体にも思ったよりも種類があります。
クレープは、クレームシャンティベース、クレームパティシエールベース、クレームシャンティ×クレームパティシエールベース。
テイストは和風、ホット、ミール、トッピングも種類がけっこうあり、オプションで「生クリームメガ盛り」もあります。
サイズにはL、M、SがありSなら100円引き、生クリームが苦手な人はHを選べば豆乳クリームにもしてくれます。
驚くことに全ては大体500円程度、フルーツトッピングも50円程とお値段はかなり控えめ。
迷っているとスタッフの女性が色々丁寧に教えてくれました。
けっこうなボリュームとのことですがクレームシャンティはふんわりなのでけっこう食べられてしまうということ。
クレームシャンティ×クレームパティシエールベースはLサイズしかないとのこと。
好みのフルーツ詰め込んでもそんなに合わないことはないとのことでした。
カスタード・生クリーム・イチゴ フルーツ追加でピーチ、みかん
程なくしてサーブされたクレープはお皿からはみ出て、横たわっていて想像以上に大きめ。
そこからフルーツが零れ出し、華やかなカラーにテンションが上がります。
先に少しフルーツを攻略、普通のクレープの様に持ち上げてみるとかなりの重さ。
いただくと生地はけっこう薄め。
薄いですが弾力があり粉の香りもして、ふんわりもっちりの触感で、新しい方向性の生地というより基礎に返って完成度を高めたお味。
生地がしっかりしたジェラート ピケ カフェ クレープリーと比べるとかなりの差があります。
クレームシャンティ量は多め。
乳脂肪分は適度でそこそこの甘さ、優しい口当たりです。
オイリーではないので量があっても重さを感じさせず、癖がなくもちろんチープさもありません。
この絶妙なバランス感覚が量が多くても重く感じさせない点なようです。
クレームパティシエールは思った程量はなく、いただくと卵の香りと素朴さがある手作り感のあり強すぎないテイスト。
フィリングはクレームシャンティだけでなく、フルーツも下まで入っています。
気になる点あるとすれば、フィリングたっぷりなので零れ出すので注意が必要な点、重さがあるので包装紙にカット線がついていればより良いかなと思うところでしょうか。
秀逸なのはクレームシャンティのバランスもありますが、生地。
かなり重さがあるクレープにも関わらず、薄い生地なのに簡単には破れないということ。
しなやかなクレープ生地をしています。
ピーチとみかんは缶詰になりますが、やはり550円程度でここまで楽しめるのはお安いかと思います。
フルーツをプラスをして、クレームシャンティを追加して自分の好きなテイストに仕上げるのもここの楽しみの一つ。
好きなものをいっぱい箱につめてそこから溢れ出しているような姿のクレープ。
女の子(私は女の子という年齢ではありませんが)を夢を詰め込んだ様なイメージがあり、ハッピーにさせてくれる魅力を持ったクレープリーです。
DETAIL DATA
アクセス、営業時間など
- 【店舗名】
- オレンジカウンティ 本店
- 【住所】
- 東京都世田谷区祖師谷3-1-17
- 【営業時間】
- 11:00~22:00
- 【定休日】
- 年中無休