フランスの洋館でいただく、薄くふわもちのクレープが魅力の歴史あるクレープリー

1985年創業、渋谷駅と明治神宮前駅の中間地点の裏路地にあるレンガ造りのフランス邸宅でいただける人気クレープリーオ・タン・ジャディス。

フランスレンガアンティーク調建物の地下1階にあるクレープとガレットのみで勝負するお店。
開店から息の長い人気を誇りシェフは現在3代目の畠山さん、全てお1人でクレープを焼かれています。

姉妹店は渋谷にあるGalettoria、クレープ以外のメニューもいただます。

現在当店は火、水、木曜日が定休（祝日は営業）とちょっと多く、L.O.は19:30。
中々行けずにいましたが、この度平日の18時頃に初訪問してきました。

外観はお写真で見ていた通りとても素敵。
蔦が絡まるアーチを潜り地下に降りれば、物語の中に迷い込んだような世界が広がっていました。

アンティーク調に纏められた店内は、歴史があり機械的ではない人の手が入った温もりがある内装。
オープンキッチンからクレープの甘やかな香りが漂っていました。
奥には暖炉のディスプレイがあったり、棚にはフランス産のドリンクが飾ってあったり、インテリアショップの様。

全てテーブルで中心は相席の長いカウンター、他は個別7卓で紅いチェックのテーブルクロスが映えるお席。
入って左側は外光差し込む小さな噴水が設置されたテラス席があります。

訪問時は営業時間後半だったので、2組様程度でしたがそれからも来店があり半分程の埋まり。
休日のお昼なら並ぶかもしれません。

スタッフはシェフと女性のお2人。
内装も良いですが、接客も良く女性は明るく丁寧ですし、シェフの畠山さんはお疲れのはずですが心遣がある癒し系の対応。
量を聞いても丁寧に説明して下さいますし、私はお酒が好きですが赤くなりやすいのを見て、お水は足りていますか？と最後にお声がけして下さる等居やすさもあるお店です。

メニューはクレープ、ガレット単品のオーダーとコースがあります。
コースはクレープ、ガレット、ソフトドリンク・アルコールから選べ2000円（税別）とお得。
ガレットは6種類程、クレープも6種類程あり、ドリンクはコーヒーや紅茶、オレンジジュースの他にビール、シードル、はちみつワインがありました。

それぞれの量をお聞きして、オーダーはガレットをアスペルュジュ、クレープは塩バターキャラメル、はちみつワインにしました。

写真撮影はオーダーしたもの、内装はお客様が写らなければ可能です。
お水はレモンウォーターでした。

◆はちみつワイン

ぶどうは一切入っていないはちみつで作ったワイン
度数は12度程度、甘さはあっても強すぎないとのこと
いただいたことがないのでこちらを選択しました

香りははちみつの甘い香りと思いきやキリッとしたワインらしい芳香
甘さはきつくなく円やか、風味は蜂蜜で後に引きずりません
度数がそれなりにある為か、甘ったるくなくワインとしても楽しめるお味で中々良くオーダーして良かったと思えるお味でした

◆アスペルュジュ

チーズガレットにグリーンアスパラと厚切りベーコン、半熟卵を乗せハニーマスタードソース、ピンクペッパーをかけたもの

ガレット生地は厚めのところもありますが、こちらのガレットは薄め
芳ばしい生地の中にチーズが入っていて、伸びる食感が楽しいです

黄色はハニーマスタードソース、甘辛いお味です

卵はシェフが1人なので出来たてではありませんが、とろんとした良い半熟度

焼き色がついたアスパラは水気があり、パサつきはありません

ピンクペッパーも引き締めてくれるので、チーズテイストでもさっぱりした後味
チーズガレット＝高カロリーのイメージでしたが、ブロック系のチーズは入っていないのでさくっといただけます

◆塩バターキャラメル

一番人気クレープ
生地はふわんとしていて、優しい口当たりが良いです
薄めですが、もちろん弾力もあり

甘さと塩気のバランスのお味で双方強過ぎず、バターでコクが出ています
シンプルですが、生地の良さが出ていて最後まで飽きずにいただけました

 

生地も焼きも優しく、シェフの感じを表しているよう。
駅からはやや遠いですが、周りは落ち着いていてゆっくり過ごせます。
雰囲気は抜群、接客も良い薄めのもっちりしたクレープが魅力のオ・タン・ジャディスでした。