カフェ&ギャラリー モアノ
星2つ半が平均
ガレット、クレープのガーリーアンティークカフェ。ちっちゃな素敵空間は世界観たっぷりです
2010年オープン、根津駅から8分程度。プロヴァンス風のガーリーアンティークインテリアでガレットやクレープを楽しむカフェ&ギャラリー モアノ。
Moineauの意味はスズメ、ゆったり休めて心地よい場を提供できるように名付けたそう。
お店は上野の喧騒から離れた東京都立上野高等学校通り沿いの奥まった所にあり、小さな看板が目印の正に「隠れ家カフェ」と言うのが似合うお店。
白壁にフレンチ系のレンガの細長い入口、突然プロヴァンスに迷い込んだかと思う外観です。
築50年の洋館をリノベーションして造られたお店なのでアンティークさが自然。
店内の造りは目前にガラス張りの中庭風テラスが広がり、左に行くと数ヶ月単位に展示が変わるギャラリー、真っすぐ奥が細長いカフェスペース。
お席はテーブルのみの4卓、現在は使用していない様でしたがテラスに1卓有。
平日の15時頃訪問。
お客様は1組、その後2組ご入店されたので満席に。
隠れ家と言っても知られた人気店な様で、卓数が少ないのもあり時間によっては平日でも待ちがでそう。
プロヴァンス風の5灯のペンダントライトが店内をやや暖色系に染め、パーゴラ風テラス屋根が適度に日光を遮りガラス越しからは緩やかな光が差し込んでいました。
ミシン台を改造したテーブル、クロスチャーチチェアのバイブルポケットにはアンティークブック、ビルホルダーとして使用されているウッドクリップには小さなガラスの鳥。
メニューは可愛いイラストで表現、ドリンクは黒板メニュー、サーブ時に使用するのはインテリアとしても使用するウッドトレイ、テーブル席の椅子はテラス方向を向いて設置されている等細かい世界観の作り込みはアーティストを感じさせます。
こじんまりとしているお店にぴったりなガーリーアンティークで可愛さをぎゅっと閉じ込めた空間、どこを見ても隙がありません。
BGMはクラシック系がボリュームを抑えてかかり比較的静かな店内、時々ふわ~とあくびの様な音が聞こえてギャラリーの方を見るとそこには大きなゴールデンレトリバー。
お店の方にお聞きすると看板犬、6才女の子のイルちゃんとのこと。
そのまったりして和やかなお顔に思わずクスッと笑ってしまいます。
スタッフはオーナーの男性と20歳位のガーリーな女性のお2人。
ここのお店は雰囲気抜群、でもちょっと接客が・・・とお聞きしたことがあるのですが私が訪問させて頂いた時は良い印象。
ドリンクの黒板メニューには4時のお茶、バカンス、KIMONO、デザートティー、アレクサンドラの違いがよく分からず、お聞きすると女性が丁寧に説明。
お会計時にはオーナー様と少しイルちゃんのことについて質問をしたら笑顔でポストカードを渡して下さる等終始穏やかな時間を過ごせました。
フードはガレット2種類とクレープ3種類のみ。
他はアフォガードとドリンクになります。
オーダーはクレープでソルトバター、ドリンクはバカンスを選択。
ソルトバター
生地は薄焼き、重ねて三角に折られてサーブされます
上にはバターとカラメルが少しかけられ、クレープ内部には名前通りお砂糖とお塩が塗られていてシャリッと食感を出しています
甘くて少し甘塩っぱい、カラメルがほろ苦さをバターがコクを出していて、過度さがない女性向けのほんわかした味わい
生地はややパリッとしていますが全体的にはしっとりしていて小麦粉と卵のお味がする、クレームシャンティ等で飾り付けられていないナチュラル系
こういうクレープはあまり見かけないので新鮮で中々良く、最後まで優しくいただけました
演出はなくてもどこか可愛さがある仕上がりでお店の雰囲気に良く合っています
バカンス
テイストは緑茶ベースのミックスティー、爽やかハーブ
ガラスティーポットでサーブされました
香りはフルーティー、緑茶ですっきりとしていますが華やかさもあります
酸味は特になく飲みやすいタイプ
こちらもガーリーをイメージのテイスト、お砂糖を使用することはなくそのままでいただけました
ポットなので飲みごたえもたっぷりで500円とお得な感じです
クレープをいただいた後はギャラリーを拝見して、イルちゃんをちょっとなでなでして退店。
帰り道もほっこりとした気分にさせてくれるお店です。
良い意味で看板犬とは思えないまったりしているイルちゃんを見て、お店の温かさが伝わる素敵カフェでした。
DETAIL DATA
アクセス、営業時間など
- 【店舗名】
- Cafe et Galerie Moineau (モアノ)
- 【住所】
- 東京都台東区池之端4-16-31
- 【営業時間】
- 11:00~19:00
- 【定休日】
- 月 火