今夏限定のメロンパフェはポルト酒強め。未成年、ドライバーお断りの大人のパフェ

2013年オープン、表参道A1出口を出て都道から一本小道に入ったところにある北海道の超有名店ルタオが経営するアイスケーキを主力のグラッシェル表参道店。

ルタオと言えば素材に拘り北海道産の原乳を使用したスイーツが好評で、スペシャリテはシーズン毎にもフレーバーがでるドゥーブルフロマージュ。

グラッシェルと言う単語は自然な響きですが実は造語。
アイス職人のグラシエとアイスのグラス、空のシエルを組み合わせた言葉です。

休日の15時頃訪問、2組程待ちあり。
アントルメグラッセやパフェはカフェでないといただけませんが、グラスアイスはテイクアウトなのでエントランス付近のウッドテラスで楽しめるので並ぶ必要はありません。
想像していたより30分以上は待ちました、暑い日だったのでお店のスタッフが紙コップに冷たいお水、そして声掛けをしてくれ気遣いを感じます。

カフェはホワイトを基調としたウッドの洋風の明るい空間。

メニューの主力はアントルメグラッセと呼ばれるアイスケーキ。

シーズン毎に新作フレーバーが出て大体13種類程度ありますが、フレーバーは日によって作るものが違うので全種類あるわけではなく大体5種類程度。
2種、3種から選べ、昔いただいたものの紹介ですが、グランドメニューが多いので記載いたします。

左から上に苺が飾られ中間層にフランボワーズとバニラアイス、甘酸っぱく食べやすい一番人気のダコワーズ。
マスカルポーネとフランボワーズソースのリッチな味わいのシャルロットフレーズデボア。
愛媛県のマロン使用、胡桃とサブレのサクサク感、リキュール香るモンブラン。

美しいフォルムだけでなく個々のお味を生かしたレベルの高いアントルメグラッセです。

これ以外にも定番パフェだけでなく、季節毎変わるフルーツパフェも人気。
ルタオのスイーツのレベルの高さをそのままに新鮮なフルーツを使用して作られます。

このシーズンはメロンパフェ。
リキュールが効いた大人のパフェで未成年、ドライバーにはお出しできないそう。
なかなかの自信作ということで前回と同じくアントルメグラッセにしようかと思っていましたがこちらを選択。

メロンパフェ

コニャックグラスに飾られたパフェ。
見た目は生クリームメガ盛りタイプかと思ったのですが、外側のみで中はメロンシャーベットが主です。
上層からクレームシャンティにミントが飾られ、内部はメロンシャーベット、見えませんが下層にシャーベットをお皿の様に包むのがナッツとグラノーラを使用したホワイトショコラ、回りにはメープルフィナンシェ、赤いのはポルト酒のグラニテ、カットメロン、メロンジュースとなります。
クレームシャンティはふわっとしていてフレッシュさとミルク感溢れる甘さ、油分共にバランスの良いクレーム。
ポルト酒のグラニテはダイレクトにリキュールを固めたもの、薄くも加糖もしていないのでそのままのお味、そこにアイスクリーム寄りのクリーミータイプのメロンシャーベットが甘さを加えて良く合います。
ダイスカット生メロンイバラキングでフレッシュさを、ナッツとグラノーラを使用したホワイトショコラでパフェらしさ演出。
メープルフィナンシェはサクッとしていて、バターの含有量が多く甘さも強め。

溶けてきたらドリンクの様にコニャックグラスからいただきます。
最終的には総力戦のお味でバランスは特に崩れていなくなかなか良く考えられたパフェ、お店が推してくるのが分かりました。

一般的な甘いパフェではないので普通のパフェを想像していると大きく裏切られます。
リキュール度はそれなりに高く他のお客様の中では強いと仰っている方も。
でもここまで思い切った大人のパフェを提供するところは少なく、果物の糖度も安定していてそこにルタオのスイーツのレベルをプラスしたものなので完成度は高いです。
お値段は1600円程度、私的には満足できる質だったので高さは感じませんでした。