サンデーベイクショップ
星2つ半が平均
甘さは強めですが、食べられてしまう不思議な魅力をもつベイク
2009年オープン、移転はしたものの初台駅エリアからは変わらず、現在の店舗は駅から徒歩7分程度の都道沿いにあるサンデーベイクショップ。
店名通り基本日曜日、そして水曜日とコーヒー屋さんとして+金曜日にしかオープンしないお店として知られています。
代表は嶋崎かづこさん、焼き菓子の本も出版されているそう。
お店の主軸はベイク、即ちイギリス菓子の焼きっぱなしとなります。
日曜日の10時頃訪問。
近づくに連れてお客様の行列からそこがサンデーベイクショップだと分かります。
白が基調のガラス張りのオープンな作り。
小さい店内はお客様で溢れ、行列は店外まで伸びていて、層は若い方~40代前後の方が多く、外国人もいらっしゃいました。
ネットでは広く認知されていますが、一方で意外に地元の方だと知らないこともあるらしく「ここは何のお店ですか?時々やってて、いつも混んでて・・・」と聞かれた位です。
オープン日が少ないということもあり、お客様は大量に買われていて皆さん平均4000円程ご購入されます。
次々売れていきますが、焼き上がる数も多いため品切れはありませんでした。
スタッフはフレンドリー、若い女性が中心で人数はそれなりにいらっしゃいます。
置かれているお菓子は、イギリスのお菓子っぽくどれも大きめで素朴なフォルム、クリームも使い方も大胆。
キャロットケーキ、チョコレートレイヤーケーキ、レモンのケーキ、バナナブレッド、いちごとホワイトチョコレートのブラウニー、オリジナルスコーン、チェダーチーズのスコーン、トリプルチョコレートブラウニー、ショートブレットを購入。
ちなみにレシートには商品名は印字されないので気になる場合はメモっておいた方がいいと思います。
キャロットケーキ
少し暑い日だったので一番持ち運びに向かないのをお聞きし店内でキャロットケーキをアイスコーヒーでいただきました。
こちらのシグネチャーメニューの一つの様。
クリームチーズのクリームがたっぷり乗ったカップケーキフォルムのキャロットケーキ。
クリームのすぐ下には胡桃が入っていて、生地からはシナモンと香り、そして人参の千切りが練り込んであります。
ほろっとしていますがしっとりもしている生地、クリームチーズのクリームとのことですがチーズ感は薄めで甘め。
見た目通り甘さはしっかりしていますが、バランスがとれていて甘さからくる食べにくさは感じませんでした。
シャムティオレンジのアップサイドダウンケーキ
シャムティオレンジとはイスラエルに19世紀に発見され「イスラエルの名菓」といわれる果実。
アップサイドダウンケーキとはその名の通り型の底に果物を並べて、提供時は底を上にしていただくケーキのこと。
いただくとほろっとしっとりした生地はキャロットケーキと同じ方向性、バターも効いています。
そこに甘酸っぱさと爽やかさがはっきりしているシャムティオレンジのコンフィが加わり相性良くいただけました。
チョコレートレイヤーケーキ
上層と中層にショコラクリーム、上層にはたっぷり乗っているので溶けやすさを心配しましたが意外にしっかりしており溶けにくいです。
よってフォークで刺すと少し固め、少しじゃりっとした口当たりでダーク系で質はちゃんとしていますが甘さは購入した中で一番強かったように感じます。
しっかり、どっしりとしたこれこそ「チョコレート焼き菓子」、を連想させるお味。
あまりショコラを好まない家族が意外にも一番気に入ったのがこちらでした。
バナナブレッド
多くの方がこちらを購入されていました。
いただくとしっとり、バナナは優しく香りバターの風味と合わさり他と比べると甘さが控えめで優しいお味。
ほっとするような温かさが伝わる様な感じです。
レモンケーキ
アイシングがたっぷりかかった国産の無農薬レモンをたっぷり使ったケーク。
生地から柔らかなレモンのお味、アイシングはじゃりっとした口当たりとここからもレモンの香りが爽やかに伝わります。
アイシングで甘さもプラスされ、甘さの程度はそれなりにあります。
ショートブレット
フランス産の小麦粉、イギリス産のジャージーバターを使用、後はグラニュー糖と牛乳、塩が原材料。
厚めで猫の形をしています。
ショートブレットというと某有名なメーカーのショートブレットがすぐ浮かびますが、あれより塩分は控えめに、少し粉ものっぽさを出しています。
ショートブレットらしいバター感たっぷりで癖になるお味。
いちごとホワイトチョコレートのブラウニー
フリンジはサクッと中はしっとり。
カットされたいちごがそのまま入っているので粒っぽさと甘酸っぱさがよく伝わるブラウニー。
ホワイトショコラとバターの香りをふんわり感じる春らしいお味。
トリプルチョコレートブラウニー
3種類のショコラが使われたブラウニー。
ブロック状がそのまま入っていたり中々大胆。
甘め、ビター、ホワイトショコラが入っておりそれぞれのお味が混じり合い濃厚でショコラ好きに満足できるお味です。
オリジナルスコーン【右側】
フランス産の粉、イギリスのジャージーバターを使用。
いただくと粉の香りとその甘さが印象的。
思った程バターはこってりではなく、粉を楽しむタイプ。
外側はさくっと中はほろっと、良い意味で粉っぽさがあるカントリーなお味。
粉の甘みが効いていて、美味しいです。
チェダーチーズのスコーン
いただくとチェダーチーズの香りとその丁度いい塩分、甘さはほんのり感じるお味。
チェダーチーズは強すぎることはなく全体的に優しいお味。
バターを染み込ませるのもおすすめとのことですが、そのままでも十分美味しいスコーン。
スコーン以外、全体的に甘さはしっかりしていて、大ぶりで大胆なところをもったお味。
ですが、バランスは良くいただくと「これがイギリスのベイクなのかな?」と思わせる説得力を持っています。
ショコラがあまり好きではない人が甘さしっかりのチョコレートレイヤーケーキを気にいったり、ケークの糖度が高いのに食べられてしまったりと不思議な魅力をもっているベイク専門店です。
DETAIL DATA
アクセス、営業時間など
- 【店舗名】
- Sunday Bake Shop
- 【住所】
- 東京都渋谷区本町1-58‐7
- 【営業時間】
- 7:30~19:00
- 【定休日】
- 土 月 火 木 不定休
- 【備考】
- 日曜は9時~、水曜は17:30まで