ショパン
星2つ半が平均
TVでも紹介された大人気のアンプレスがおすすめ。マスターの笑顔に癒されるレトロ喫茶
1933年創業、小川町駅A3出口より3分程度。藪御三家筆頭のかんだやぶそばの目の前位置するメディアでも紹介されるアンプレスが人気の珈琲ショパン。
エントランスには創業当時から残るステンドグラスランプ、入って正面には大型の飾り鏡があり上部の照明からはぼんやり浮かぶCHOPINの文字。
店内奥にもCHOPINと書かれたステンドグラスから光が優しく漏れ、程よく光量を落とした空間がセンスの良いクラシックさを演出するところからステンドグラスの喫茶店とも呼ばれる人気店です。
BGMは他の喫茶店と比べるとややボリューム上げてかかるショパン。
お席はテーブルのみのベロアの椅子が心地良さを与える約8席のやや小空間。
机には大きな灰皿、あまりに立派なので最初は灰皿と認識できませんでしたが60年以上歴史のある木彫りのもの。
全席喫煙可ですが空調が良いのでお隣で座れている方がいらっしゃいましたが然程気になりませんでした。
平日の10時頃訪問、先客は3組様。
接客は男性マスターお1人で感じが良く笑顔が素敵な方。
ステンドグラスの撮影の許可を頂く際、お店の歴史話をして下さいました。
人気メニューはテレビでも紹介され連日売り切れるアンプレス。
食パンにバターをたっぷり染み込ませ、粒餡を挟んだもの。
大変な人気で休日にもなるとすぐに売り切れてしまう為、1席につき1つしかオーダーできません。
アンプレスと珈琲は濃いと言われているブレンドコーヒーを選択。
アンプレス
少し薄めで小さめの食パン、出来たての温かさが伝わってきます。
いただくとパンはサクサクと音がするほど。
クラストもサクッとはしていますが固くなく、全体的にソフトな口当たり。
ホットサンドメーカーで何度もバターを染み込ませて作っているようで、パンから有塩バターがじゅわっと溢れてきます。
粒餡はしっとりしてジューシーですが水っぽくまではいきません。
ジューシーすぎるとパンがしなってしまいますし、いただいている時に零れ落ちるのも食べにくいもの。
一方でパサパサだと味気ないものに。
中々考慮されていてどれも回避できる水分量、温かさは熱過ぎず絶妙です。
甘さはありますが、バターがかなり染み込んでいるために塩気と粒餡のコントラストになっているので甘さ一辺倒ではありません。
作り方は分かっても、このサクサクさと粒餡のしっとりさの加減は簡単には作れなそう。
使用されているものは馴染み深いものですが、一つの完成形となっているお味でした。
甘塩っぱくメリハリのあるはっきりしたお味、サイズ感も丁度よく飽きもこないので軽食にもおすすめ。
想像していたよりバランスがずっと良く、美味しくいただきました。
ブレンドコーヒー
通常の3倍の豆を使用している濃厚な珈琲。
かなり湯気がでていますが、熱々ではありません。
香りはライト、お味は酸味が強めですがヘビーまでいかず、最近の苦味を効かし酸味を抑えるのとは逆。
濃いですが然程重くはありません。
酸味が苦手ならミルクと合わせると軽減されます。
こちらの良さを引き立てるのはアンプレス。
高相性で甘いアンプレスを引き締めてくれました。
お店のステンドグラスから零れる光とマスターの雰囲気に癒される喫茶店。
お会計は850円、お値段よりずっと満足感のあるお店でした。
他のメニューであったパウンドケーキはリキュールが効いた味わいとのことなので次回はそちらを試してみたいです。
DETAIL DATA
アクセス、営業時間など
- 【店舗名】
- CHOPIN
- 【住所】
- 東京都千代田区神田須田町1-19-9
- 【営業時間】
- 8:00~21:00
- 【定休日】
- 日
- 【備考】
- 土曜は11時~