都内で最も有名な焼きカレーのお店。メディア登場多数、連日お客様で賑わっています

1991年オープン、浅草橋駅東口から2分程。焼きカレーのお店として多数のメディアに紹介され連日お客様で賑わうストーン。

お客様の｢普通のカレーじゃなくて、アレンジしたものが食べたい｣と言う一言から誕生した焼きカレー。
何故焼きにしたのかというと奥様が何でも焼いてしまうほど焼き料理がお好きだったから。
最初は常連様だけの隠れメニューでしたが、評判を呼び看板メニューに。
そして今では他の喫茶店でも見るメジャーなメニューとなりました。

店主は大島大氏。
フレンチで6年、イタリアンで2年、日本料亭で1年のキャリアを積み当店をオープンさせた本格派。
全メニュー、出来合いのものは一切使用していません。

人気メニューは殆どの方が注文される焼きカレー。
国産牛を赤ワインで煮込み、野菜、グラムマサラやナツメグ等6種類のスパイスを加えた後に自家製のカレー粉を入れ3日かけてじっくり作られたもの。
最後はオーブンで焼き上げ熱々でいただきます。

今回はスペシャリテの焼きカレーをいただきに18時頃初訪問。
お昼は平日でも並ぶそうですが、この時間はアイドルタイムらしくお席に空き有り。

店内はブラウンの色調が強い昔ながらの喫茶店の風情。
お席はテーブルのみの7卓、木の机とクッションが置かれた椅子は低め。
壁には芸能人の色紙や取材された雑誌の紹介が貼られている親しみやすい雰囲気です。

スタッフはオーナーの大島氏と奥様のお2人。
接客は奥様で、フレンドリーで気が利く接客をして下さいます。
オーナーは奥のカウンターキッチンで作業をされていますが、退店時は何度も「ありがとうございました」とお声がけいただき退店まで気持ち良く過ごせました。

メニューを拝見すると焼きカレーを筆頭に他にも｢焼き｣シリーズがあり、焼きカレースパゲティー、焼きミートスパゲティー、焼きハンバーグ、焼きロールキャベツ、焼き焼きそば等がありました。
興味深いメニューで他も気になりましたが焼きカレーを選択。

焼きカレー

10分程度で提供された、小型の磁器ミルクパンに入ったなみなみのカレー

ミルクパンからカレーが少し溢れ、それが強く焼かれた痕跡となっていました

こちらのカレーはスプーンではなくフォークでいただきます

聞くところによると、グツグツ煮えたぎっているとのこと
私の時はそうではありませんでしたが、熱は芯まで回っていました
よって上層は然程熱さを感じませんでしたが、下層にいくほど熱さが増します

構成はカレーの表面を埋めるようにこんがり焼けたチーズ、すぐ下に入っているのは生卵、その下はライス

カレーはサラサラ系の中辛
辛さはチーズにより円やかに、下層のライスは粒感がある適度な柔らかさ

カレーの具材は玉ねぎと人参、牛すじ、ブロッコリー、ソーセージ
玉ねぎと人参、牛すじはペースト状にして煮込んでいるらしく、形としては全く残っていません
ブロッコリーとソーセージは最後に焼く前の後乗せ

芳ばしく焼かれたとろとろチーズがさらっとしたカレーに絡みます

形のある具材を絞ってる分、ブロッコリーの唯一の瑞々しさ、風味の一助になる塩気のあるソーセージが際立ちました
いただいていると、下からの熱で生卵は徐々に半熟卵になりお味の変化を楽しめます
通常最後の方になると通常は冷めますが、寧ろ熱さが増してくるよう
量も多すぎず最後まで飽きることなくいただけました

親しみやすく日本的なお味でこってりしていません。
お値段はお昼は800円で夜は900円、お値段に差が出ますがお昼の混雑時は相席となるのでゆっくりするには18時前後の時間帯が良さそう。
雰囲気は喫茶店でもお味はちょっとした洋食店な焼きカレーのお店でした。