高レベルな飲茶を好きなだけいただける飲茶ランチ

三越駅前から直結、マンダリン オリエンタル 東京はジャーディン・マセソン・グループ傘下香港に拠点を置く5ツ星ホテル、日本初進出は2005年。

今回は広東料理の有名なセンスに伺いました。

37階に位置し、スカイツリーを一望できるリッチさ店内はシックに纏まっておりお洒落です。
1人で利用したこともあり段差下のちょっと狭いテーブルでしたが、スカイツリーがほぼ真正面に見える素晴らしい眺望。

こちらでは、土日祝のみ20種類の飲茶を好きなだけいただく飲茶ランチを行っていて大変な人気。
価格は6800円、今回は飲茶ランチにしました。

ドリンクは、香り高いものを希望したらスタンダードですがオリジナルブレンドティーをおすすめされ、そちらを選択。

ランチ自体は11時スタートで11:30で予約をとったのですが忙しかったです、サーブされる間隔は短く、ラストオーダーの話が出るなどあまりゆっくり頂けませんでした。

 

オリジナルブレンドティー

こちらが大変美味しく、あまりに美味しくてたくさん飲んでしまいました。
ライチの香りがとても良く癖がなく円やか、後味もライチの芳醇な香りに包まれます。

【前菜】

牛肉とクラゲの頭、北京ダックのクレープ巻き、山クラゲ

クラゲの頭はお決まり、比較的どこでも前菜として登場します。
クラゲはコリコリ、歯応え良くお味は控えめ、程よい香薬の香りがする牛肉は一緒頂くとよく合います。

北京ダックのクレープ巻き
わざわざクレープと書く辺り、通常の北京ダックとして捉えて良いのか微妙なところです。
皮はパリッとはしておらず、薄餅も確かにクレープ感覚むにゅっとした歯応え、中国飯店グループ、フレイカ等と比べると大きく違います。
タレは確かに北京ダックですが、その他のクオリティは北京ダックではありません。

山クラゲ
山クラゲとはステムレタスを乾燥させたもの。
コリコリと食感が楽しく味も濃くなく食べやすいです。

小龍包燕の巣コラーゲン、上湯ソースと共に

上湯とは、高級食材を使用し長い時間かけて作られたスープのこと。
金華ハム、牛、鶏、豚を長時間煮込んだもので、塩テイスト。
白燕の巣を使っており大変贅沢な小龍包、箸で刺すと中からスープがじゅわっと溢れだします。
ぷりっとした食感、ジュレ状になったソースも癖がなく美味しいです。
本当はもっと味わいたかったのですが、こちらはサーブが早くすぐに食べないと次から次へと来てしまいあまり記憶には残りませんでした。

広東風ヘルシースープ

クリアスープです、キクラゲ、貝柱、鶏肉、枸杞の実、椎茸等が入ったスープでさっぱりながら深い味わい。
しっかり出汁は効いているのに、鶏肉や椎茸が出汁が出来ってパサパサということもなく素材のお味も味わえて大変美味しいです。

 

蒸し餃子4種
飲茶食べ放題のメニューでパンプキン以外は選択可能でした。

あわびをのせた豚肉と海老の焼売

あわびの食感と香りが楽しめ、癖はありません。
お肉と海老はしっとりしており旨さを感じ、後であわびの香りがします。
流れが上手く出来ている焼売でした。

 

豆苗と東星ハタの蒸し餃子

東星ハタとはスジアラのこと。
さっぱりヘルシーなお味、瑞々しいと言うより食べやすいタイプ。

 

季節の野菜入り蒸し餃子

皮からじゅわっと閉じ込められていたつゆが溢れ出し様々な細切れになった野菜が入っています。
野菜の歯応えとジューシーがあり美味しいです。

 

パンプキン焼売

パンプキン自然の甘さとひき肉が合わさりライトな甘みがある焼売。
こちらもなかなか美味しいです。

香港麺の焼きそば

点心の途中で突然きた焼きそば、麺は細め。
野菜がしっかり入っていて歯応え良く、味はしっかりしています。
オイリーですが日本の焼きそばみたいにべちゃっとしておらず、パラパラした感じです。

 

セレクト点心

海老入り揚げワンタンのマンゴーマヨネーズソース【右側】

女性に人気でおすすめということでオーダー。
皮はパリパリでカラッと揚がっており、海老はプリプリマンゴーが入っているソースなのでマヨネーズ程こってりしていません。

 

チャイニーズピロシキ【上】

外側はライトなふわっとサクサク感があり中はとろっと甘めの中華あん、少し香薬の香りがし美味しいです。

 

大根餅の香り焼き

大根餅は、大根と小麦粉と片栗粉で作られるらしいですが、柔らかくちゃんとお餅テイストになっています。
大根の歯応えも所々に残しており、甘めのテイストでどこかお好み焼きを連想させる感じです。

香港式本日のライスクレープ蒸し

皮はテュルっとしたタイプでお箸で頂こうとしても滑るほど、中にはプリプリの海老が入っています。
心地よい甘みがあり、かなり喉越しがいいです。

トリュフときのこの蒸し餃子

中はとろとろ、じゅわっと溢れ出るきのことトリュフの香りが上品。
皮は柔らかで薄く透明、美味しく頂きました。

豚の胃と中国漬物の香り蒸し

根菜と湯葉が入っていました。
想像していたよりずっと食べやすく臭みは全くありません。
歯応えがありさっぱり、香薬もピリッと味を引き締めつゆも全部飲みたくなるようなお味で美味しかったです。

海鮮の揚げ春巻き

春巻のパリッと感は素晴らしいです。
厚くないので優しいパリッとしていても優しい口当たり、中は海老を中心に海鮮がぎっしり入っていてリッチな味わい。

 

蟹爪の揚げもの

全体的には甘いテイスト。
カダイフ揚げがドーム状になる位包まれていて、綺麗に揚がっています。
中勢以で頂いたカダイフよりサックリと軽く揚がっていました。
蟹自体も甘みがあります。

帆立の蒸し餃子

帆立の歯応えと甘さがたっぷり味わえます。
ストレートな作りですが素材を楽しめて良いです。

タロ芋のチャイニーズコロッケ

ふわふわサクッとした口当たりと少しねっとりとした甘みがあるタロ芋、中はとろとろの中華あんが大変美味しいです。

海老とニラ入り餃子の香り焼き

もちっとした香ばしい厚めの皮で海老とニラの組み合わせのお味は日本の粉モノを連想させるお味です。

【デセール】

マンゴープリン

おすすめということでこちらを選択、大きさはけっこうあります。
上層はマンゴーピューレ、プリン自体はフレイカで頂いたマンゴープリンよりクリーミー、最下層にはカットされたマンゴーが入っています。
マンゴーらしさをしっかり堪能でき、私的にはフレイカには敵いませんでしたがペニンシュラのマンゴープリンよりレベルはずっと高く感じました。

 

食べやすいものが多く、お味は濃くないです。
出汁はしっかり取れていてどれも美味しく安定しています。
気になったのはサーブ感覚が短いのでゆっくりは出来ない事、ラストオーダーが早いことです。
サービス面は感じは良いですが、ホテルらしいしっかりした感じはありません、割とラフにいけます。
ランチは特にドレスコードはなく特段カジュアルでなければ浮くことはありません。