ナタ・デ・クリスチアノ
星2つ半が平均
「音まで美味しい」を再現したタルト生地
代々木公園駅から徒歩6分程にあるポルトガル菓子を専門に扱うナタ・デ・クリスチアノ。
お店はこじんまり、外にベンチ、中には簡易椅子が2席。
カウンター越しにオーダーをしますが店内に入れるのは2人がいいところ。
お店の面積の殆どはキッチンで、カウンター越しにタルトが焼かれている姿が見え良い香りが漂います。
スペシャリテはポルトガルの玉子タルト、パステル・デ・ナタ。
平日の12時過ぎに訪問、お客様の来店率は高め、休日になると品切れも多いそうなので、お早目のご来店をおすすめします。
スタッフは見た限りは全員女性、接客は若い女性でおっとりとした柔らか商品説明して下さいます。
パステル・デ・ナタ、エンパーダ・デ・フランゴ、ケイジャータ・デ・シントラ、ポパーシュ・ア・アンジョを2つずつ購入。
パステル・デ・ナタは別に1個購入しその場でいただきました。
こちらの商品に一貫して言えることはパートシュクレがとてもパリパリで音まで美味しいという言葉が良くにあうところ。
高温のオーブンで焼くことによりこの食感が楽しめるそうです。
パステル・デ・ナタ
シナモン、粉糖をかけていただきます。
店内を希望した場合はシナモンを無料でかけられますが、テイクアウトの場合別売りで30円です。
貼り紙にはその説明がありますが、気付かない方もいそう。
ちなみにシナモンはセイロンシナモン、香りは強めですが尖ってはいません。
いただくと、生地は香ばしくパリパリ音を立てます。
タルトなのでパートシュクレと言いたいところですが、まるでフイユタージュ。
作り立てのバターがしっかり入った、フイユタージュの食感です。
中はクレームパティシエールがたっぷり、そこまで温かくはありませんでした。
玉子の優しいお味がして濃厚さはありますが後の引きが早くこってり感はなし。
大きさはかなり小さめなので気軽にいただけるのもいいところ。
帰って家族といただきました。
美味しいいただき方は袋に説明が書いてあり、便利。
別添えの紙ですと、渡し忘れがありますがこれだと心配なし、デザインも可愛いです。
焼いて頂くととろっとして焼いた方が美味しく、別添えのシナモンは量があったので思い切って振りかけるとそれも正解。
割と豪快に振り掛けた方が良さそう。
エンパーダ・デ・フランゴ
ポルトガルのチキンパイ。
タルトと同じくパリパリの生地、生地自体はそんなに厚くなく中には空洞一切なしびっしりの鶏肉。
パイの鶏肉なので割とこってり系かと思えば、味付けはお塩、胡椒、ナツメグというシンプルなもので驚き。
あっさりとした味付けでお肉にはしっとりさも残っています。
生地のバターはしっかりしているので、そこに合わさりバランスが良いお味に。
変に味付けもされていなくてなかなか良かったです。
ケイジャーダ・デ・シントラ
ケイジャーダとはチーズタルトの意味で多くの種類があります。
その中でも有名なのがシントラのもの、こちらのはそのシントラケイジャーダです。
冷凍すると濃厚さがアップし楽しめるとのことなので冷凍庫へ。
特に固まる原材料でもないので出して冷たいままいただきました。
こちらも生地はパリパリ、シナモンの香りが漂い、甘さはそれなりにありパステル・デ・ナタより確実に甘いです。
フィリングには小さな固形チーズが散りばめられていて温めるとこれが溶けてしまうと思うのでやはりお店の言う通り冷たい方が良さそう。
丁度良い冷たさと適度な濃厚さがあり甘くても嫌味でもなく、他とお味の区別化ができていて良かったです。
ポパシュ・デ・アンジョ
意味は「天使ののどぼとけ」
別添えにオレンジジュースがついてきました。
冷凍、もしくはよく冷やしていただくのがいいらしく成分的に固くもなりませんので冷凍を選択。
触ると卵黄と砂糖で作られた生地はふわふわ、気を付けないとすぐ潰してしまいそうな柔らかさです。
そのままいただくと素朴な卵の香りがするカステラを空気のようにふわんとさせたお味。
オレンジジュースをかけると生地が水分を吸収ししっとりして口溶けが良くなるのでたっぷりかける方が良さそう。
このオレンジジュースがフレッシュで香りが良くとても美味しい。
フィリングはオボシュ・ドースクリームがやや上層の方に入っています。
オボジュとはポルトガルのクレームパティシエールで、クレームシャンティが入らないのが特徴。
ねっとりとした口当たりでクレームシャンティがなくても濃厚さが楽しめるクレーム。
口の中で溶ける間隔と優しいテイスト、名前通りのお味です。
DETAIL DATA
アクセス、営業時間など
- 【店舗名】
- ナタ・デ・クリスチアノ
- 【住所】
- 東京都渋谷区富ヶ谷1-14-16
- 【営業時間】
- 10:00~19:30
- 【定休日】
- 不定休