パティスリー イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ
星2つ半が平均
苦手な方はいない様なテイスト、ガトーバスクが私的なおすすめ
代官山駅から徒歩7分程度にある、孤高、最高、真実の美味しさ、日本一美味しい等毎回壮大な形容詞がつくパティスリー イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ。
店名の意味は「セーヌに雨は降る」。
代表は弓田亨氏、日本の素材に合う作り方、素材の徹底した温度管理の下制作をされるそう。
お店は代官山と中目黒の真ん中に辺りに位置する代官山フォーラムにあります。
パティスリーと弓田氏が主宰する教室が真向かいにあり、訪問させて頂いた土曜日は弓田氏が教室でたくさんの生徒さんに教えられているのがガラス越しに見えました。
カフェ限定のミルフィーユを希望しましたが、偶々らしいのですが14時時点で売り切れ。
店内はテーブル6席、オープンテラス12席です。
トゥランシュ シャンプノワーズ
スペシャリテの一つ、グラサージュが美しいガトー。
驚いたのがベースがダクワーズ、さくっとしていて、シャンパン香る、と言われている様に香り高くピリッとアクセントになっています。
桃の瑞々しさとフランボワーズの甘酸っぱさがあり、素材感が生きていて、一方でジェノワーズは割と普通。
お店の売り出し方を見ていてもお味も個性的かと思っていましたが意外に思ったよりは癖はなく甘さもちょうど良く食べやすかったです。
一方であまり衝撃は受けず特徴らしいものはなく、誰が食べても苦手と思う人は少なそうなお味である意味教室が流行るのも納得でした。
シュー ア ラ クレーム
シュークリームは以前ネットで好評なので頂いてみました。
クレームパティシエールはビーンズ入り、卵は強め、シャンティクレームとクレームパティシエールは完全には混合していないタイプ。
のっぺり甘いタイプでコクは今ひとつ、パータシューはサクサクでもふにゃふにゃでもなく作り置き特有のしなり感がありました。
ガトーバスク
こちらもスペシャリテの1つ、何か印象に残るものをと思い追加オーダー。
フォークを入れた時さくっと音がし、フィリングはクレームパティシエール。
頂くとラム酒の香りとアーモンドの香りに包まれクレームパティシエールはビーンズ入りで少し固め。
上記2つが合わさり濃厚感も出て頂いた中では一番良かったように感じました。
ガトーバスクが良かったので焼き菓子が気になりいくつか購入させて頂きました。
エンガディナー
スイスのエガンディン地方の銘菓で、たくさんのクルミとヌガーっぽい口当たりをタルト様な生地で挟んだお菓子。
ほろ苦さとクルミ、バターたっぷりのお味。
ヌガーのほろ苦さは他社の物より強く、ヌガーには粘り気がありなかなか美味しかったです。
マドレーヌ
全体的にかなりしっとりしたタイプで厚みはありません。
サワークリームが効いており、後からバターの強みが効いてきます。
いちじくのケーク
一定のしっとりさがあり、いちじくの甘酸っぱさと果肉感が生きていて、噛むといちじくの粒々感とバターが合わさり整ったお味。
甘過ぎず食べやすいです。
フィナンシェ
フリンジはさくっとしており、バターとアーモンドの香りはしっかりするスタンダードな形。
ただ、しろたえの方がスタンダードさを極めた感はありました。
ガレット
ベースにさざれが敷き詰められています。
ラム酒とチーズの香りがしっかりしており、バターたっぷり素朴なガレットとは違う感じで甘さも控えめ。
焼き菓子は、それぞれ個性があり、私的にはガトーより好みでした。
DETAIL DATA
アクセス、営業時間など
- 【店舗名】
- パティスリー イル・プルー・シュル・ラ・セーヌ
- 【住所】
- 東京都渋谷区猿楽町17-16 代官山フォーラム
- 【営業時間】
- 11:30~19:30
- 【定休日】
- 火