スフォリアテッラは素晴らしい食感。美しさと手間が感じられます

グランドハイアットにある、ガトー、焼き菓子、パンなどを扱うフィオレンティーナペストリーブティック。
ガトーが好評で、今回は苺の季節限定の苺とスプマンテのベリーヌと珍しいと言えるスフォリアテッラを購入しに久しぶりに訪問。

六本木ヒルズから直結、1階にあり隣はイタリアンカフェのフィオレンティーナ。
お値段は高めになってしまいますが、ガトーはこちらでもいただけます。

平日の午前中に伺うと品切れはありませんでした。
定番のパリブレストが少し形を変えて出ていて、本日はパリブレスト、苺とスプマンテのベリーヌ、スフォリアテッラを選択。

パリブレスト

全体的に少し斜め。
クレームシャンティが潰れめなのは、フィルムが巻かれていたため。
トップに乗っているいちごにはホワイトショコラがかかっていて、いただくとパート・ア・シューはふにゃっとした感じでパリッとはしていないです。
クレームシャンティは濃厚でお味は割とスタンダード、クレームパティシエールも濃厚で甘い方。
いちごはジューシー、甘さもありますが適度な酸味もあり、クレームとよく合っていて甘すぎを回避しています。

苺とスプマンテのベリーヌ

ベリーヌなので容器はガラス、スプマンテの泡がはっきり見える涼しげなフォルム。
上層はざっくりクラッシュされたジュレ、スプマンテの香りがしっかりして、いちごは2つ入っており、そのうち一つは驚くほど大きいいちごです。
その大きさでジュレの中に浸かっていてもいちご本来の美味しさを残しています。
最下層にはいちごのソース、こちらは甘みが強く少なくても存在感がありジュレにあまり甘みがないので良いアクセントに。
さっぱりいただけました。

スフォリアテッラ

ナポリ地方銘菓、シェル型のパイの中にリコッタチーズ、クレームパティシエール、オレンジピールが入ったもの。
こちらのは綺麗なシェル型、生地の折り重なりが細かく一定間隔、美しいです。
軽そうに見えますがけっこうずっしり、いただくと外はサクサク、ちょっとザクザクに近く香ばしく芳醇な香り。
イメージ的にはフィユタージュですが、それよりも乾燥させた感じ、ちなみにスフォリアテッラの生地はタッピというものらしいです。
フィユタージュは薄め、中は対極のしっとり感、このコントラストは素晴らしいです。
リコッタチーズ、クレームパティシエール、オレンジピールは練りこみタイプ、空洞はありません。
クレームパティシエールは甘さ控えめ、リコッタチーズが濃厚さを出していますがオレンジピールがしっかり入っているので後味すっきり。
1個530円程度、高めですがいただくと手がかかっているのがよく分かります。
フィユタージュの均等感、薄さ、内部との食感の違い美味しくいただきました。