パンとエスプレッソとが運営するフルーツサンド専門店。行列ができる人気です

2016年オープン、写真映えするぎっしり詰まったフルーツサンドを主力とする人気店フツウニフルウツ。

当店は鉄のフライパンに乗ったフレンチトーストと新食感のムーで衰えない人気を誇る表参道のパンとエスプレッソとが母体の店舗。
お店は代官山と中目黒の中間地点にあり、距離や分かりやすさは代官山からのアクセスで駒沢通りの鎗ヶ崎交差点近くにあります。

店舗はテイクアウトのみ、小窓越しにオーダーするので店内に入ることはありません。

外観は上部をホワイト、下部をコバルトブルーで染め上げたバイカラーでロゴは個性ある三角の内角を意識付けるデザイン。
それを踏襲して外観の窓やスタンドの机も三角、壁の所々にも三角を連想させる絵やメッセージが隠れています。

そんなデザインを重んじた店舗ですがそれより目を惹き付けるのがフルーツサンド。
カラフルで写真映えするとインスタでも人気が高いです。

今回はフルーツサンドを購入しに休日の15時頃初訪問。
行列は覚悟していましたがその人数なんと30人以上と予想を遥かに超え、10代の女性～40代位の男性おひとり様まで様々な方が並ばれていました。

かなりの勢いで売れていきますが、店内でスタッフがスピード感溢れるテンポで作っているので売切れてもすぐに補充されます。
なので人気店でよくある｢行ってみたら売り切れてた｣という残念なことはなさそう。

スタッフの方々が一生懸命作られているので滞りなく進み、思ったほどは待ちませんでした。

ショーケースに並んだ商品はシンプルです。
店名を冠するフルーツサンド｢フツウニフルウツ｣、いちごのフルーツサンド｢ヤヨイヒメ｣、サンドイッチ｢ハムとオリーブ｣｢アボガドジェノバ｣の4種類。
フツウニフルウツは定番、他はシーズンによって変わるそうです。

ドリンクは定番のコーヒーを始め、ショーケースに置かれたオリジナルのフルウツギュウニュウなど。
フルウツギュウニュウは専用ドリンク容器に入れられていて持ち運びに便利。
POPが倒されていたので、オリジナルドリンクは他にもラインナップがあるかもしれません。

フルーツサンドは1パック、300～400円ほど。
オーダーはフツウニフルウツとヤヨイヒメ、ドリンクはフルウツギュウニュウにしました。

受け取ったフルーツサンドは、よく売れている＝作りたてなので外装のフィルム越しにも新鮮さが伝わります。

いただいたサンドのパンは小麦の香り漂うもっちりした食感。
フルーツサンドの食パンは風味が弱いクラムが多いですが、こちらのパンは風味に力強さもあります。

フツウニフルウツ

お店の看板メニューでフィリングはバナナ、オレンジ、キウイ、ルビーグレープフルーツ

シーズンを選ばないフィリングなので通年変わりませんが糖度は良いです

フルーツは大きめにカットされていて前面だけでなく奥にもフルーツが入っていました
お値段は350円なのでこの質とボリュームならお得かもしれません

いただくと普通の生クリームとは明らかに違うお味
どうやら生クリームにマスカルポーネとクリームチーズを合わせているよう
きび砂糖のソフトな甘さとチーズのコク、ギミック効いていて印象に残る味わいのクリームです
塩気のある味わい深い食パンと相性は良好
母体がブーランジェリーだからできたバランスかもしれません

見た目の美しさだけではなく個性もある良いお味のフルーツサンドです

 

ヤヨイヒメ

2005年に品種登録された群馬のいちご
いちごは通常2月いっぱいまでが美味しいと言われていますが、こちらは名前が示す通り”弥生”に旬を迎える珍しい種です

いちごのみなので、鮮度と糖度がダイレクト
甘く柔らかすぎずフレッシュ、質は良好なのでヤヨイヒメの美味しさが十分伝わります

 

フルウツギュウニュウ

バナナ×フルーツミックス
いただくととろっとした口当たり、フルーツはバナナがやや優勢でミルクが強め
様々なフルーツが一気に寄せてくるイメージでしたが、包括的なお味に近く纏まりが良いです
よってどのフルーツがどれ程入っているかバナナ以外は分かりませんでしたが、酸味等尖った要素はなく癖が無いお味でいただきやすく個性があり良いです


パンとエスプレッソとらしい、どれも流行的ギミックを入れたお洒落な味わいでした。
良い所はただ流行っているからと断片的に要素だけ入れていない点。
バランスを考慮しお店の色として表現しているフルーツサンド。
フルートサンドだけでも満足感が得られる、もちろんフツウ以上に美味しいフツウニフルウツでした。