新宿店のみ販売、ラデュレのアイスパフェ(クープ ラデュレ)。イスパハンをアイスでも体験できます

2012年発売開始。新宿南口にあるルミネ新宿LUMINE2にあるラデュレ新宿店でのみいただけるクープ ラデュレ(Les coupes LADURÉE)。
クープ ラデュレとは単純に言えばラデュレの代表するイスパハンやフレーバーをアイスパフェにしたもの。

現在ラデュレはサロン銀座を始め国内5店舗にありますが、クープ ラデュレを販売しているのは当店だけ。
一部で冬季はお取り扱いがないとの話もありましたがそれは冬場に機械が故障したからで現時点では通年販売されています。

ラデュレは1862年創業ブーランジェリーから歴史が始まり、20世紀半ばにマカロンを考案し現在も世界三大マカロン(他はピエール エルメ、ダロワイヨ)の筆頭格。

フレーバーは他と比べると特徴的で素材の香りを強め(香料等)、マカロンはフィリングが少し張り付く感触でエルメパリの方が素材を感じるお味。
甘酸っぱさもライトなのでどちらかというと、エルメパリは大人向けフレーバー、ラデュレはフェミニンフレーバー。
香料と聞くとあまり良い感じは受けませんが、それも相交わってラデュレの世界観の安定性が得られている部分もあります。

今回いただくのはその方向性をそのままにアイスパフェと言う形で表現したのがこのクープ ラデュレとなります。

休日の16時頃訪問。
クープ ラデュレの受付はマカロンやケーキ等のお持ち帰りカウンターではなく、ビルの入口近くのカウンター。
マカロンやケーキ等のカウンターエリアにイートインスペースが設けられており、そこでいただくことができます。

スタッフは女性で雰囲気よく丁寧。
お店の外観写真の撮影は許可すると混雑してしまうので控えていただきたいと申し訳なさそうな説明。
いただくカップですが私が見たところ捨てる場所が良く分からず・・・お店の方が率先して受け取ってくださいました。

雰囲気はどの店舗もインテリア、装飾はフランス様式でもちろん新宿店の売り場、イートインスペース共に同様。
様々な色が飛び込んでくるルミネの中にありながらもペールトーンで全カラーをドミナントトーンで統一した色学的に受ける可愛らしさ、フェミニンさ変わりません。

クープ ラデュレのフレーバーはイスパハン、マルゼルブ、パール、エクスキーズ オ マロンの4種類、各シングル、ダブル有でダブルはシェアする大きさ。
ベースアイスフレーバーはローズとショコラ、トッピングを選んでカスタマイズも可能。

人気はやはりラデュレを象徴するケーキ、イスパハンをイメージしたクープ ラデュレ。
同ケーキはピエール エルメにもありよく比較されています。

お味も想像しやすいイスパハンを選択。

イートインは全12席。
基本クープ ラデュレを召し上がるお客様しかいらっしゃらないので混んでいても回転は良い方で当日も空席有。
20代の女性中心のお客様が目立ちます。

イスパハン

ベースはローズアイス、下層部中心にライチ、上からかけられるのはフランボワーズソース、マカロン フランボワーズのクランチ、フランボワーズ、ちょっと分からなかったのですが砂糖漬けのバラの花びらも入っているそう
使用されるパーツを見てもイスパハンを色濃く残す構成です

クランチはマカロン生地なのでサクサク、フランボワーズソースは甘酸っぱさがありますが甘さもあり
フランボワーズ自身も酸味と加糖が交わり、食感共に素朴さよりも綺麗に作られたお味です

ローズアイスはクリーミー、微かにローズが効いて甘みはあるもののさっぱり系の後味

下層部中心にはカットされたライチ、香り付けをすることによって存在感を出しています

ケーキのイスパハンはローズクリーム、こちらはローズアイスなので違いはありますがイメージは確かにイスパハン

アイスパフェでも生かされているラデュレらしいお味
アイスなのでこちらの方がいただきやすく、サイズ感も丁度良かったです

ラデュレはフェミニンな世界と共にいただくフレーバーで、素材のピュアさや素朴さよりも「ラデュレが造り出したお味」を楽しむブランド。
そこにぶれはなく、ラデュレのお味が表現された可愛く可憐なクープ ラデュレでした。