珍しい稲庭うどんに特化するお店。つるっとした喉越しは従来のイメージを覆す食感

1980年オープン、新橋駅前ビル1号館2Fにある行列ができる稲庭うどんと創作料理の七蔵。

創業当時はB1Fにあり、10席程度のうどんランチと懐石ディナーのお店でしたが2005年に現在の位置2Fに移転。
外光が差し込む明るい店内と総数席約80席越えの店舗へと拡大しました。
現在でもランチは行列、ディナータイムは予約席でほぼ満席となる人気店です。

店主は葛西剛男氏。
プリンスホテルでも修行経験があり、料理人としての腕も評価が高い方です。

当店は東京では珍しい稲庭うどんを専門とする草分け的存在。
うどんの小麦粉は中力粉、食塩は長崎五島灘産、お水は栗駒山麓の伏流水を使用した超多加水で4日間かけて作られるそう。
喉越しと瑞々しさにいただくと稲庭うどんへの印象が変わると言われ、盛衰の激しい世界で長年支持し続けられる確かなお味を提供し続けています。

主軸はもちろん稲庭うどんですが、もう1つのスペシャリテがローストビーフ。
1時間かけて外側に焼いた後、オーブンで6時間内側に火を入れていく拘りの一品。
「うどんのお店なのにローストビーフが美味しい」という評判をよく聞きます。

今回は17;00オープンの平日ディナータイムに初訪問。
17:30頃に到着しましたが、殆どのテーブルには予約札。
「時間制限がありますが・・・」とのことでしたが、うどんをいただいて退席の旨伝え、お席へ案内していただきました。
ですので、ゆっくりお食事されたい方は予約がおすすめです。

正直新橋駅前ビル1号館はなかなか個性の強い外観をしているので女性ですと入りにくいのが懸念点。
ですが店内はその印象を引きずらず、明るく席間隔も広く綺麗。

ランチは聞くところによると、注文後トレイを持って進むスタイルらしいのですがディナーはお席まで提供するスタイル。
ホール接客は主に女性の方々が行い、皆様感じは良好。
女性のお客様も多いので、接客、雰囲気共に安心して訪問できます。

メニューは看板メニューの稲庭うどん　七蔵特性スープつけ麺をセンターとして紹介されています。
うどんには小・中・大。
ランチ同様うどん＋ミニ丼セットがあり、こちらも小・中・大がありミニ丼は鮪といくらから選べます。

ミニ丼も美味しいと伺っていたので、うどん＋ミニ丼セット鮪、小サイズでお願いしました。
ちなみに量はかなりあります、女性で小でもきつい可能性があるのであまりお腹が空かれてない場合はうどん単品が良さそうです。

 

◆自家製漬物

付け合わせ的存在の場合が多いですが、当店はお味に特徴有
ピリッと引き締まった、浅漬けの中に程よいキムチ風味
よって控えめにガーリックの香りが漂い、見た目は白菜漬けですがお店の拘りが出ていました
ランチですとリフィルされる方も多い人気の香の物

◆ミニ丼　鮪

鮪と言っても赤身ではなく、中落ちの様で中心に生卵が落とされています
ご飯は温かく、鮪の甘みとコク、卵を合わせるとさらにマイルドなお味に
鮮度も良く、セットして申し分ないクオリティでした