八雲
星2つ半が平均
ワンタン麵都内No.1の美味しさと称される人気行列店
1999年中目黒にオープン後、2017年池尻大橋に移転。駅から2分程度、志那そば都内屈指の行列店八雲。
2017年以前も2005年に同池尻大橋に移転していて、これが2度目の移転。
移転はリスキーと言われながらも人気は変わらず、行列が絶えない人気を誇っています。
看板メニューはワンタン麺。
白醤油と塩スープの白ダシ特製ワンタン麺と濃口醤油スープの黒ダシ特製ワンタン麺の2種類、口頭オーダーでミックスも可能です。
俗に志那そばと言われる懐かしいおそばで、シンプルに仕上げてありますがバランスや素材の仕上げ方が素晴らしいと高評価。
その評価は「都内で一番美味しいワンタン麺」と称されます。
店主は稲生田 幹士氏。
1977年に創業した数々の人気店を輩出している名店、たんたん亭出身。
こちらもワンタン麺が人気で、その血を濃く引いていると言われているのが当店。
出身者は「たんたん亭系列」と呼ばれ、どこも評価が高いのですがその中でも当店は筆頭に名が上がる実力店でもあります。
今回は移転して間もないので行列も以前より落ち着いているとのことで評判のワンタン麺をいただくために平日の12時前に初訪問。
場所は池尻大橋駅東口を出て、商店街から一本入ったビルの一階にあります。
外観は鮮やかな白、枠はブラックで引き締めシンプルな中にも清潔感あり。
外と中に行列があり15名様位の待ち、人気を窺わせます。
お客様は男性が多めですが、女性もいらっしゃって目に留まったのは年齢層。
サラリーマンからマダムのお友達同士や実年層まで他店より幅広いです。
オーダーは食券式、左に白のワンタン麵、右に黒のワンタン麵。
お店的には白推しの様ですが、今回は回りで評価の高い黒に。
特製とついていますが、味玉はついていないで追加でオーダーしました。
スタッフは店主ともう1人の男性、忙しいのでクールな感じですが対応は丁寧です。
店内はコンクリで壁には大きめの絵画が飾られ黒いペンダントライトが下がるインダストリアル系。
お席はU字カウンターで席間隔は広いです。
到着してから供されるまで30分ちょっとでした。
黒ダシ特製ワンタン麺
肉と海老のワンタンが2つずつに海苔、チャーシュー2枚にメンマ、葱、トッピングでお願いした味玉とシンプルですが綺麗に盛り付けられています
スープは魚介の香りの後に鶏ガラ等動物性が合わさります
魚介特有のにおいや動物性独特のこってり感といったマイナス要素をバランスの良さでカバーし安定感があり醤油がふわりと纏め上げた味わい
コクとキレがあり黒を選んだからかもしれませんが、やや塩分ははっきりしている印象
ですが、日本人にとって慣れやすいお味なので食べ進めていくと旨みを強く感じるようになっていきます
麺はストレートな細麺
若干硬めに茹でてあり、コシが強く食べ応えあり
細いといっても中細に近く最後まで伸びた食感にならないのは秀逸、ゆっくりいただいても風味落ちを感じさせません
メンマは硬すぎず濃すぎず、チャーシューは今時のとろとろ系ではなく噛み応えがあるものですがパサつきはありません
豚肉と鶏むねの組み合わせともお聞きしました、肉々しいお味ではなく癖がありません
ワンタンの皮は薄く、舌触りがつるんとしていて評判通りレベルが高いです
お肉は生姜が効いたものピリッとした味わい
海老はそのままと言っていいくらいダイレクトでプリプリの食感、塩気は強めですが中々ない美味しさがありました
味玉は黄身色が強く中は絶妙なとろっと感で卵本来の大事にしたお味
あった方がお味に幅が出て良いかもしれません
ヴィジュアルも相まってどこか懐かしい雰囲気もあります。
お店によっては1つの素材を強く打ち出してくるところもありますが、当店はバランスがよくそういった癖がなくそれが広い年齢層に指示される理由なのかもしれません。
気持ちが落ち着くような美味しさ、次回は白をいただいてみたいです。
DETAIL DATA
アクセス、営業時間など
- 【店舗名】
- 八雲
- 【住所】
- 東京都目黒区東山3-6-15
- 【営業時間】
- 11:30~15:30 ┃17:00~21:00
- 【定休日】
- 火