寛永堂
星2つ半が平均
黒豆の自然の甘さと香ばしさを生かした和菓子たち
創業は江戸時代1630年、京都に本店を構える寛永堂。
中心に置くのは黒豆、丹波で自家焙煎した黒豆茶を水の代わりに使用した和菓子です。
目白店を利用、中は広々としており、平日のお昼でしたが無くなっている商品もありました。
平日にしては、お客様は比較的多い方です。
宇治金時
大きさは普通サイズ、粒餡、白玉、深い抹茶色のシロップは上層だけでなく内部にも入っています。
抹茶からは苦味と少しの粉っぽさを感じさせ濃度はしっかり。
小豆はふっくらしており甘さも丁度よく、美味しいです。
白玉はもちもちしていますが、少し残る感じ。
しゃくしゃくタイプのかき氷で、然程キーンとはしません。
頂いてると少し零してしまうかもしれません。
しもきた茶えん、虎屋に比べると茶質のパンチは劣りますが纏まってるお味。
小豆の甘さと柔らかさは良かったです。
丸房露
濃い茶色カラーの丸房露は、黒糖の香ばしさと卵が特徴。
ボーロと違い佐賀が発祥の丸房露は大きく、中はしっとりしています。
適度な甘さの素朴なお味。
寛永博
中は手亡豆、生地は南蛮渡来焼き菓子から考案したそう。
外がサクッとしており、少しパサッとしている軽い口当たりで、中は真っ白な手亡豆、甘さは適度。
生地の方向性は、丸房露と同じ南蛮テイストです。
水羊羹【夏季限定】
冷やしてから頂きます。
開けるときは若干溢れるので注意が必要。
滑らかで、最初は甘みだけがきましたが段々香りが追いついてきて、最後は黒豆の爽やかな甘さに変わります。
水っぽさがあり、夏らしい口当たり甘味は強め。
黒豆茶ぜりぃ
珍しい缶タイプ。
黒豆の香ばしい香りがゼリーにも移っており、甘みは控えめさっぱりタイプ。
清涼感のある口当たりで、黒豆はふっくら柔らかく、見た目は地味で正直綺麗と言う感じではありませんが、バランスがとれており美味しいです。
冷たくして頂くのがおすすめ。
まろのみおた
人気商品で夕方ですと売切れの場合もあります。
柔らかいお餅に中にはとろとろのみたらし、甘みはあるがさっぱり、こい味ではなく小さいので食べやすく、一口サイズなのでみたらしで手が汚れる心配もありません。
因みにこれを頂いて知ったのですが、みたらし団子は寛永堂が創案したものだそう。
黒豆茶羊羹
漆黒のフォルムは黒糖と黒豆を想像させますが、お味はグラニュー糖が強め。
羊羹特有の粘りは少なく、まったりとはしていません。
黒糖と黒豆とグラニュー糖が合わさり香ばしく、羊羹らしさはあまりありませんがお味自体は食べやすく美味しい、いい意味で裏切ってくれるお味でした。
DETAIL DATA
アクセス、営業時間など
- 【店舗名】
- 寛永堂 目白本店
- 【住所】
- 東京都豊島区目白3丁目14−3
- 【営業時間】
- 8:30~20:00
- 【定休日】
- 年中無休