尾花
星2つ半が平均
東の尾花、西の野田岩。飾らないで粋にいただく鰻は蕩ける甘さ
南千住駅から徒歩3分程にあるミシュラン獲得の鰻店尾花。
7月の祝日、炎天下の中開店1時間前に到着しましたが長蛇の列、お席の予約ができない為並ぶしかありません。
東の尾花、西の野田岩と言われており、関東を代表する鰻の有名店。
開店10分前位になるとうなぎを焼くいい香りが。
席は50席ほどあるそうですが、1陣では入店できませんでした。
日陰席もありますが、外で待つことになりますので夏場は注意が必要です。
前庭に氏神様が祀られていてちょっとした撮影スポットになっています。
注文を受けてから提供までは40分程。
外待ちの時間帯にオーダーを聞かれ、うなぎの追加オーダーは出来ないと言われました。
うなぎをお土産にしたい場合は先に伝えないと後からは購入出来ません。
肝吸い、う巻き等は入店後のオーダーになります。
店内は靴を脱いで上がるスタイルで大広間で、仕切りはなく厨房内も見渡せます。
うな重は食べきれない場合は持ち帰りができます。
接客は下町の接客。
さっぱりした接客ではありますが、若いスタッフもよく気付いてくれます。
そんなに愛想が良いって訳でもない方もいますが、よく大広間の流れを見ていてスムースに遅延なく提供していきますのでストレスなくお食事ができます。
スタッフ同士の連携がよく、仲良く仕事をされていました。
雰囲気は上品に静かにいただく野田岩とは正反対です。
うな重小、う巻き、肝吸いを選択。
う巻き
想像しているより大きく、とろとろまでいきませんが絶妙な火加減で仕上げられたふわっとした卵焼きがうなぎを包んでいます。
箸を入れてもぐちゃっとせず、卵とうなぎが独立した状態で頂け、熱々の卵と、とろける様な脂ののった甘いうなぎ大変美味しいです。
卵焼きのだしがまた良く、主張し過ぎずそれでいて存在感があり、たれは濃いめなのでそのままでも食べられます。
量は多いですが、う巻きの時点でうなぎを頂いた満足感を得られました。
うな重
蓋を開ける前からとてもいい香りがして期待が高まります。
開けると柔らかそうなふわっとしたうなぎ、口に入れると甘く蕩け、香ばしさとコクがあり、ぐっとくる思わず笑みが溢れる美味しさ。
うなぎ自体は全く噛む必要がなく、ご飯も柔らかく総じて噛むことを忘れます。
甘めのたれは、量も適量、うなぎに良く絡み濃すぎず甘すぎずうなぎを引き立てます。
いいたれなので最初はあまり山椒をつけないで頂いて欲しいかな、と思います。
うなぎに骨は見えますがもちろん全く刺さりません。
ふわふわの濃厚で脂の乗ったうなぎでした。
尾花は別オーダーとなりますが、肝吸いもだしが効いた、さっぱりしたお味。
こりっこりの歯応え、癖はなく頂けます。
他のお客様も「うなぎはもっと硬いと思っていた」「今までのはゴムっぽかった」等の声が聞こえてきます。
う巻きを頂いた後なので持ち帰りを考えていましたが完食。
もちろん苦しくはなったのですが、こってりとした重さはなく疲れや暑さが吹き飛びました。
高く、予約もできませんが一度は経験されることをおすすめします。
お土産で買って行ったうなぎはもちろん喜ばれました。
ご飯は当たり前ですが少し固くなっていたようです。
でもたれもしっかりかかっていて近かったらお土産にも良いです。
DETAIL DATA
アクセス、営業時間など
- 【店舗名】
- 尾花
- 【住所】
- 東京都荒川区南千住5丁目33−1
- 【営業時間】
- 11:30~13:30 ┃16:00~19:30
- 【定休日】
- 月