布恒更科
星2つ半が平均
真っすぐな出汁、すだち蕎麦は視覚と味覚両方で涼を伝えます
2004年オープン、日比谷線築地駅B2出口を出て晴海通りを曲がった通り沿いにある蕎麦御三家の更科に属する布恒更科。
言わずと知れた蕎麦御三家のうちの更科(他は藪と砂場)です。
更科一門は4つあり、筆頭が総本家更科堀井、神田錦町更科、さらしなの里、そして布恒更科となります。
布恒更科としては1963年に現在の大井で布屋恒次郎が始め、2004年に4代目の布屋恒次郎が築地にこの「築地 布恒更科」を開店しました。
今回は築地 布恒更科で人気の冷やしすだち蕎麦と決めていました。
冷やしすだち蕎麦はシーズン物なので、スタート時期が多少前後しますので6月以前の訪問なら電話確認がおすすめ。
今回事前にお電話したところ大体5月最終週~とのこと、お忙しい中丁寧な対応をして下さいました。
5月最終週平日の13時頃訪問、自動引戸で入店するとホールの女性が明るく迎えてくれます。
お席はテーブルのみで大体4人掛けなのでゆったりはできますが6席程度と少なめ。
お客様は近くのOLさんやサラリーマン、築地市場から程近くということもあってか外人さんの姿も。
平日なので空きはありましたが、休日だと混みあいそうです。
お席に着くと程なくして温かい蕎麦茶がサーブされます。
布恒更科には冷やし以外に温かけすだち蕎麦もあり、お昼でも天種やおつまみも豊富にある珍しいタイプの蕎麦店です。
冷やしすだち蕎麦
視覚から涼を感じ、すだちの香りが漂います。
蕎麦は固め、ぶつっと切れるタイプで蕎麦のえぐみとすだちに負けない位お蕎麦自体の香りもしっかりしていて野趣に富んだお味。
すだち蕎麦のビジュアルはソフトそうですが、手打ち蕎麦らしさが出ていてなかなか力強いので蕎麦好きな方にもおすすめ。
つゆは真っすぐな澄んだお味で塩分もあり、尖っている粋なタイプの江戸蕎麦テイスト。
すだちの香りもたっぷり、酸味とシャープな清涼感をプラス。
塩分、シャープさ、清涼感、香り、全てから夏を連想させます。
それなりに量もあり、夏のお味を美味しくいただきました。
暑くなったら更に美味しくいただけそうです。
視覚、味覚共に夏を感じることができる冷やしすだち蕎麦、少し夏待ちをしたくなるお味です。
DETAIL DATA
アクセス、営業時間など
- 【店舗名】
- 築地 布恒更科
- 【住所】
- 東京都中央区築地2-15-20
- 【営業時間】
- 11:00~15:00 ┃17:00~21:00
- 【定休日】
- 日 祝
- 【備考】
- 土曜はランチ営業のみ