カステラの様な見た目ですが、卵不使用その美味しさに驚き

1652年創業、丸太町駅から程近く京都御苑を下ったところ、大きな暖簾が目印の松屋常盤。
松風のみを販売、川端道喜と同じく禁裏御用達のお品。
因みにこの松風、他でも見ることができ、有名所はこの松屋常盤、亀屋陸奥（松風の元祖）、松屋藤兵衛となります。

基本松風は、小麦粉、砂糖、水飴、と水、西京味噌を使用したもの。

松屋常盤は一子相伝で守り抜く、家族経営の為1日で作られる数が限られており、日持ちは3大松風の中では一番短いそうで3日程。

入るとショーケースはもちろんなく松風を包まれている店主のご家族にご対面、物腰柔らかく、少しお話をして購入させて頂きました。

外装から大変素敵で違いが分かる人にお土産にしたいお品です。

味噌松風

原材料は、小麦粉、味噌、砂糖、黒ごま、見た目はカステラの様ですが卵は入っていません。
上は西京味噌の香りたっぷり、甘くコクがある味噌に胡麻が入り香ばしいです。
少しどしっとした重さがあり、歯応えはむっちりとしており、歯応えがある蒸しパンと仰る方もいます。
小麦粉なので中はカステラほどしっとりはしていませんが、甘さが丁度よく食べてて疲れません。
卵や余計な甘味を入れなくても、原材料がこれだけでこんなにちゃんとしたお菓子になるのかと驚き。
食べやすく想像していたよりずっと美味しかったです。
「現代の甘味」に疲れた方におすすめできる一品、賞味期限が短くてもすぐなくなりました、また是非購入したいです。