天ぬきが優しいお味で絶品、一度は行っていおきたい藪蕎麦の御三家

上野広小路駅から徒歩5分程度、上野恩賜公園に程近くにある蕎麦御三家のうちの一つ池之端藪蕎麦。
藪蕎麦の御三家のうちの1つが池之端藪蕎麦、他はかんだやぶそば、並木藪蕎麦。
並木藪蕎麦から、1954年に暖簾分けしたのが池の端藪蕎麦です。

現在はお昼のみの営業となっており15時位に閉店。
14時位になると売り切れも多くなるので早めの来店がいいと思います。

趣きのある建物、一軒家の作りで広くはありません。
お客様の回転は良いですが、客数も多いです。
飲み物は、香ばしく美味しいそば茶のホットが出されました。

蕎麦は二八。
挽きぐるみのそば粉を清水でつないでいます。
そば粉は国内のものを季節によってブレンド、お水は超軟水。

ざるそば

蕎麦は柔らかめですが、香りはちゃんとします。
蕎麦独特のいい苦味もあり、喉越しは御三家の中で一番良かった様に感じました。
つゆは辛めなので少しで良いです。
蕎麦湯は一番薄かったように思います。

天ぬき

池之端藪蕎麦の名物、天ぬきです。
天ぬきとは、かけそばから蕎麦を抜いたものを指します。
中はかまぼこ、衣と海老が主となります。
蓋を開けると湯気が立ち込め、見るからに黄金色のサクサクの衣が美味しそう。
つゆはさっぱりながら深い味わい。
海老は少し固くなってしまっていましたが食感もお味も残っており旨さはあります。
そこに甘い衣が合わさり大変美味しいです。
素材の甘さと旨さを兼ね備え、柚子の香りが花を添えます。
冬や飲まれる方にはたまらないと思います、おすすめ。