神田伯剌西爾
星2つ半が平均
レトロ空間で味わう苦味と濃厚さの神田ぶれんど。自家製チーズケーキとの相性も良好です
1972年創業、神保町駅A7出口より4分程度、テレビでも取り上げられる直火式焙煎の珈琲とレトロさが評判の神田伯剌西爾。
実は神保町は書店街だけでなく、行列店さぼうるに始まり、ラドリオやミロンガ・ヌオーバ、今回の神田伯剌西爾とレトロ喫茶が点在している街としても知られています。
そのさぼうるはA7出口すぐに、ラドリオとミロンガ・ヌオーバは当店のすぐ近く、紅茶のティーハウスタカノも歩いて1分もかからないところにある喫茶店密集地。
お店は書店の地下、引戸を開けるとドアベルが鳴り、入って右側が禁煙席エリアで左側が喫煙席エリアとなります。
休日の16時頃、禁煙席は満席、喫煙席は空き有。
喫煙席の方が座席数は多く、奥には囲炉裏席もあり趣があって良いのですが地下ということもあり紫煙が留まってました。
ただ、禁煙席エリアと喫煙席エリアはけっこう離れているので禁煙席エリアを選べば煙は届かないのでタバコが苦手な方でも過ごすことができます。
禁煙席はテーブルのみの4席。
休日でなければ、1時間単位で貸し切ることも可能。
居心地が良い喫茶店なので長居する方が多く、禁煙席で2組以上待ちがあったらかなり待つことを覚悟した方が良さそう。
ウェイティングは私だけでしたが、20分程待ち禁煙席へ。
スタッフは店長以外若い方が多め、感じは良いです。
人員は不足してはいないのでお水残量を頻繁に確認してくれ目が行き届いていました。
禁煙席エリアの壁は歴史を感じさせ、古地図が貼られ、止まったままのエイケイ舎アンティーク時計が目を引く昭和レトロの空間。
ですが汚い雰囲気はありません。
珈琲はペーパードリップで丁寧に淹れてくれ、自慢の一品は神田ぶれんど。
ケーキは最高級のチョコレートを使用したコニャックショコラが気になりましたが自家製でないので、どこのものか定かではなく自家製のチーズケーキを選択しました。
神田ぶれんど
誰でもストレートに「良い香り」と感じる珈琲で入口からぐぐっと苦味の頭角を現し、主に苦味からくるどっしりとした味わい。
酸味は薄く、後半から円みと甘みもでてきますが苦味は終始続き、後味も苦味と豆の香りが匂い立ちます。
今時の複雑性をもたせたものというよりは、安定性があり地盤がしっかりしているお味。
とても濃厚ですが癖がありません。
お砂糖は主張せず珈琲の良さを損ねない白双糖。
苦味が強いと感じる方はこちらで抑えても美味しくいただけます。
自家製レアチーズケーキ
大きさはそれなりにあり、ぷるんとしていてレアチーズケーキの割にはやや硬さがある方。
クリームチーズの香りが強く、酸味と仄かな甘みを伝えてきます。
生地のイメージはクッキーを荒く砕いて固めた様なもの。
乾いた感じなので食感はオートミール系生地、ここから塩気がでています。
ケーキとしてではなくチーズとしての濃厚さが主。
普通の甘いレアチーズケーキではなく珈琲に合うテイストなので甘さ控えめ。
珈琲の苦味を円くする、神田伯剌西爾のお味にぴったり。
自家製の良さが出ているレアチーズケーキでした。
地下で禁煙席エリアは若干狭さがありながらも落ち着く空間。
特に書店の地下というもの神保町ならでは、他の街では体験できない雰囲気がありました。
DETAIL DATA
アクセス、営業時間など
- 【店舗名】
- 神田伯剌西爾
- 【住所】
- 東京都千代田区神田神保町1-7
- 【営業時間】
- 11:00~20:00
- 【定休日】
- 年中無休