スペシャリテはTVでも紹介されたスイートポテト。外はカリッと中はとろとろクリーミーで概念を変えるお味

自由が丘駅から田園調布駅方向へ約10分程の所にある絶品のスイートポテトが楽しめるという粉と卵。
住宅街の一角にあり、外観はすぐに視界に入ってくる誘目性の高いカラー。

お店はテイクアウトのみ、地元から愛されるパティスリーで常連様が多め。
代表は岡本哲彦氏、現在も接客の為お店に立たれ私が訪問した時も自ら丁寧に商品説明をして下さいました。

スペシャリテは芸能人も買いに来るという話でテレビでもよく紹介されるスイートポテト。
スイートポテトというとお腹にどしんとくるイメージがあったのですが、それを変えてくれたのがこちら。

岡本パティシエ曰く、お店のお菓子はハレの日にいただく高級スイーツではなく日々楽しめる美味しさを目指されているとのこと。
よって価格帯もリーズナブル、シュークリームは240円、卵プリンは320円、スイートポテトも300円～400円程。

休日の16時頃訪問、売切れた商品はあったのものの人気ベスト3のスイートポテト、卵プリン、シュークリームはまだ在庫有。

スイートポテトのテイクアウトは2時間程可能ですが、水分が回ってしまうと外側の食感が変わってしまうとのことで長時間は不向きだそう。

スイートポテト

ポテトの大きさがまちまちなので量り売りとなる当店の一番人気商品。
最初は冷凍された状態、そこにオーダー後表面に砂糖かけてバーナーで炙りキャラメリゼして渡されます。
よって内部は冷凍状態なので自然解凍の約1時間後からいただけるようになるとのこと。

お味は外側はややサクッとしていますが、これは早めにいただいた時の食感で経過と共にふにゃっとしてくるので時間勝負。
中はとろとろ、スイートポテトは噛むものというのを忘れる程とても滑らか。

ポテトそのままというよりクレームシャンティとバターの風味効いていてパティスリーらしさがでてるスイートポテト。
小さくカットされた固形のポテトも入っていてそれが存在感を高めるポジションに。
キャラメリゼはサラッとしていて垂れやすいですがほろ苦さがあり、皮からも少しの渋みがありお味を引き締め役。

ポテトの上品な香りとクリーミーさがあるこの様なスイートポテトは初めて。
他のスイートポテトはポテトの成分でボソッとしていてドリンクが欲しくなったりしますが、蕩ける口溶けなのでそれが全くありません。
通常のスイートポテトの枠を超えた、「粉と卵のスイートポテト」と言った印象。
完成されていて甘さも丁度よく大変美味しいです。

卵プリン

こちらの人気2位の一品。
卵とクレームパティシエールが効いているプリンでカラメル量は多め。
絶妙な滑らかさでカラメルの香ばしさが効いていて、甘さよりクリーミーさが出ていてこちらも中々美味しいです。

シュークリーム

こちらの人気3位の一品。
パートアシューはやや厚めで時間が経ってもサクサク感を失いません。
テイクアウトのみお店なのでこれ位が適度な厚めのよう。
生地自体のお味はバターが効いていて、テイストがクッキー系で香ばしさ有。
クレームパティシエールはクレームシャンティが効いていてコクがあり、甘さはしつこくありません。
とろとろ系ではありませんが、その分垂れず綺麗な形のまま運ぶことができます。
こちらも安定したお味でした。

 

どれも揺らぎが無くお店としての完成されたお味がありハズレはありません。
プリンもシュークリームも良かったのですが、スイートポテトはさすがの美味しさ。
今までのスイートポテトとは一線を画す、近隣でしたら紅茶に合わせて是非おもたせに使いたいスイーツです。