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紀の善

紀の善

星2つ半が平均

抹茶ババロアの抹茶は驚くほど本格的

創業は江戸時代後期ですが、甘味処になったのは1948年で、それまでは職業周旋所や鮨だったりした紀の善。

店舗拡充は考えていないらしく飯田橋本店でないとイートイン出来ません。
立地は地下鉄飯田橋駅からすぐ、お客様が途切れないお店、看板商品は抹茶ババロアとあんみつです。

平日13時頃訪問、2階席までありますが、6割程度埋まっています。
2階席はガラス張りになってる側面があるので明るく開放感があり、奥にはお座敷がありました。
スタッフは全員女性です。

【初訪2015/10】

クリームあんみつを選択。
夏場は白玉追加可能だそう。

お茶とお通しのお煎餅のすぐ後にクリームあんみつが提供されました。
お通しの塩煎餅は歯応えのある、あまり塩っぱいものではないものでした。

クリームあんみつ

フルーツのチェリーがけっこう黄色いです、他はみかん、洋梨。
こし餡の色が淡いのが特徴的。

えんどう豆は、塩気がしっかりありふっくらしていて全体を通してアクセント的なポジション。
寒天は癖なく喉越しいいタイプ、海藻の香りがするという方もいらっしゃる様ですが私は特に感じませんでした。
海藻の香りというと京都のみつばち梅むらかもしれません。

こし餡も特に香るタイプではなく、まったり甘いタイプの口当たり。
フルーツは缶詰のお味、求肥はあまりもちもちしたタイプではなくさっぱりした感じ、甘さはそれなりにあるので、もう少しコクが欲しかったですが寒天は涼やかではなかなか良かったです。

900円程度しますがそれなりに量があります。

 

抹茶ババロアをテイクアウトしました。

抹茶ババロア

賞味期限は翌日、原材料は抹茶、牛乳、生クリーム、大納言、砂糖、ゼラチン、食塩、卵のみで保存料なし。

会社で盛り付けたのであまり綺麗ではありません…

クレームシャンティはふわっ、じゅわっと溶けるタイプ、牛乳感が強く普通のクレームシャンティではなく、牛乳感、濃厚さがありなかなか拘りを感じさせ、安物感はありません。

粒あんであんみつ同様、色は薄め。
ですがあんみつとは違いしっかり小豆の味がある大納言、水っぽいタイプ、小豆はババロアの小豆の方が深さがあると思います。

抹茶は驚く程本格的、甘くはありません。
苦味が後味まで続き、最後には清涼感が持続し、ババロアらしく口の中で溶け、舌を抹茶の苦味が刺激します。

小豆と一緒に食べると最初は甘味、後から抹茶の苦味の構成。

小豆とクレームシャンティを一緒にすると、クレームシャンティに生乳感があるタイプなので抹茶の角が取れます。
クレームシャンティの後味が強いので、抹茶の苦味が好きなら生クリームは少量でもいいかもしれません。

なかなかカロリーはありそう、確かに他の抹茶スイーツとは違う拘りを感じさせる一品、頂いてみて損は無いです。
甘味が苦手な方も食べられそうです。

 

【再訪2015/11】

栗ババロア

シーズン限定の抹茶ババロアと同じタイプのもの。
原材料は栗、生クリーム、牛乳、大納言、ゼラチン、砂糖、卵。
抹茶ババロア同様、保存料や余計なものは入っていない素材勝負、餡は豆の香りするタイプ、色は紀の善の特徴とも言える薄く紫かかっています。
ババロアは栗の感触でざらりと、中にはそれなりの大きさのものもあるので歯応えもあり、素朴なお味で自然の甘みを感じさせ、牛乳、クレームシャンティで滑らかさを出しています。
ババロアだけで頂くと、甘味と言うより少しお料理で頂くような感じ、上に乗っている栗も必要以上甘くはなくババロアと一緒に頂くとよく合います。
餡と頂くとちゃんと甘味に、それでも抹茶ババロア同様甘さは控えめ、こちらのクオリティも高かったです。

DETAIL DATA

ico

アクセス、営業時間など

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