紫 くろ喜
星2つ半が平均
金曜のみ営業、鴨そばの人気行列店。この日のみ暖簾を紫に染め上げ「紫くろ喜」が現れます
2012年オープン、浅草橋と秋葉原駅のほぼ中間地点清洲橋通り沿いにある鴨そばで有名な週1回のみ開かれる紫 くろ喜。
饗 くろ喜のセカンドブランドで、営業日は毎週金曜日のみ。
暖簾の明朝体ロゴ文字を丸で囲むデザインはそのままに「饗」を「紫」に、白色から鮮やかな紫色に姿を変え「紫 くろ喜」が限定オープンします。
他の曜日は饗くろ喜としての営業なので行けるチャンスは限られており前々から行きたかったのですがこの度初訪問。
夏場は数ヶ月間お休みされていたようで、行かれる方は事前に公式ブログをチェックしたほうが良さそう。
金曜日はお休みは取れないという方は、「紫 くろ喜」は池袋での催事出店率が高いので期間中は他の曜日でもいただくことができます。
開店時間は以前は11:30でしたが現在は10:30、昼の部10:30~14:30と夜の部17:30~20:30の二部構成の時間前から行列ができる人気店。
メニューは主に鴨そばと鴨つけそばのみ、鴨そばの麺は細麺と手もみ麺から選ぶことができます。
12時頃訪問、行列は20人程の行列。
待ったのは30分弱、お店側がスムースな回転の為に工夫をしているので思った程は待ちませんでした。
食券機方式のお店で、専門店への訪問はこれで4回目となります。
よって重視したいのが
1.女性1人でも訪問しやすいお店
2.不慣れであっても玄人さんと変わらない接客
3.店内の清潔感
です。
お店の方が頻繁にお外に出られて列の整理をされていて、お忙しく効率よく回されている印象。
その後不慣れさはでるものでお店の方が気付かれたのか気を使って頂き恐縮でした・・・
お客様は男性率高めですが、女性お1人様もいらっしゃいました。
購入は列が進んだら列を外れ、先に食券を買いに行き接客担当の男性に渡すシステム。
メニューはとてもシンプルなので迷うことはなく購入できます・・・と言いましても私は先にボタンを押してしまい買えずに焦りましたが何とか購入。
オーダーは味玉鴨そばの細麺を選択しました。
入店するとセンターに黒木直人氏、「大将」と言ったオーラがあり「いらっしゃいませ」とのお声がけ。
お席は清潔感あり、L字カウンター9席、別部屋としてテーブル席もあるようでした。
ハイカウンターでやや高め、何とも恥ずかしいですがよじ登る様に座ると「飛ぶので良かったらお使い下さい」と列でお外に出られてた方から紙エプロンを渡されました。
拝見していると女性には全員配っているよう、嬉しい気遣いです。
お写真の撮影も笑顔で了解をいただき、紙エプロンをつけようとしたら・・・「お熱いのでお気を付けください」と前からすぐにサーブされました。
おそらく着席から2分も経っておらず、回転のタイミングをよく見ていることがわかります。
味玉鴨そば 細麺
こちらは醤油テイストのそばとなります
細麺はパン用粉をメインに据えたブレンド
スープは正金醤油とヤマヒサ醤油、ヤマロク醤油を合わせ、鴨ガラと香味野菜を合わせたもの
端的に言えばそば寄りラーメンよりラーメン寄りそばと言った感じで「そば」と名付けているのがよく似合う仕上がりです
深い色に香ばしい香り
入っているのは鴨肉ロース、玉ねぎのにんにくコンフィ、長ねぎ、メンマ、春菊、味玉、中心にすだち
スープは透明感がありオイリーさはあるものの醤油を効かせることによりこってり感を避けています
口にするとまずは鴨肉の香りがふわっとし、後から醤油味が追いかけてくる特に関東の方なら好きなお味
関西の方によっては多少濃いと思うかも
鴨肉は強く押してこないので特有のにおいはなく、くどくなくここも多くの方に支持される1つかもしれません
麺は小麦香るストレート、ぱっつんとした感じでコシがあり、私的な感覚的ではお蕎麦に近いです
独立はしておらずスープによく馴染み美味しくいただけました
鰹だしに2日間漬け込んだというメンマは蕩ける柔かさ、玉ねぎのにんにくコンフィはシャキッとした食感を残し表面にオイリーさ有
味玉はしっかりしたお味、中はとろっとしているとお聞きしましたがこの日は中まで火が通っていました
鴨肉は綺麗な色をしたレア
旨味はありますが癖はなく、やや固さが残る部分があったのものの良いお味
すだちが少しの爽やかな香りを与え、濃いめでもあっても円やかに上品な鴨肉香る和のそば
オイルの量はありますがそれを重く感じさせないのは秀逸で無駄な量でないことがわかります
あまり麺の小麦が香ると統一感がなくなりそうですが、それはなく上手く合わさりオリジナリティの高い一品に仕上がっていました
和系のそばやお蕎麦寄りのテイストがお好きなら向いていそう。
個性があるので嵌る方はグッときて、現に何度も来店されている方々も。
私的には美味しくいただきました。
和系のそばやお蕎麦寄りのテイストがお好きなら向いていそう。
個性があるので嵌る方はグッときて、現に何度も来店されている方々も。
私的には美味しくいただきました。
最後はお店の方がドアを開けてくれて「またお待ちしています」と笑顔で送ってくれます。
お忙しくてもお客サイドを見た接客で心地よい時間を過ごさせていただきました。
重視していた1~3は全く問題なく女性1人でも安心して訪問できるお店です。
DETAIL DATA
アクセス、営業時間など
- 【店舗名】
- 紫 くろ喜
- 【住所】
- 東京都千代田区神田和泉町2-15
- 【営業時間】
- 10:30~14:30 ┃17:30~20:30
- 【定休日】
- 土 日 月 火 水 木 不定休