更科蕎麦の代表格、純白の気品溢れるお蕎麦

江戸蕎麦の御三家「藪」「砂場」「更科」と言われ、更科の代表格堀井は1789年創業、変わらぬ江戸の街を守り続けています。

更科蕎麦とは割り抜きを石臼にかけて最初の15％程の量のそば粉で作ります。
あとの85％は色の黒い蕎麦になります。
そばの実の芯の部分だけ使用した、真っ白な姿が特徴。

平日の12時頃、座席数はけっこうありますが混んでいて程なく待ちが出る程。

注文はお店の店主の方、シャキシャキした江戸っ子の感じの旦那様でお会計の時も声をかけて頂きました。
回転の早い店内で多くのお客様で溢れているのに、色々気にかけて接客されている姿は頭が下がります。

車海老天もり

通常はもりでの天種セットですが、お値段プラスすることで更科に変更可能。
更科のつゆは甘口となります。

お蕎麦は白い姿が美しく、見た目通り優しく甘さのあるお味。
喉越しは藪蕎麦に比べるととてもよく、つるつる、後味はスッキリ、お蕎麦の香りは無いと言っても過言ではないので喉越しと癖のなさを楽しむお蕎麦。
微かな苦味が蕎麦らしさを感じさせお味を引き締め、喉越しが癖になりそう、美味しく頂けました。

つゆは甘口ですが、どこか酸っぱさがありただ甘いだけではありません。
とろっとした蕎麦湯と一緒頂くと円やか、美味しく頂けました。

天種
身がぷりっとした海老で、衣の厚さもお蕎麦に合う位。
衣はサクッとしていて中は柔らか甘味があるお味で良かったです。

赤坂には、麻布永坂　更科本店、永坂更科　布屋太兵衛がありますがこちらがダントツの人気、スタッフの方の接客にも支えられている気がしました。
今度は更科ベースの季節のかわりそばを頂いてみたいです。