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茶の愉

茶の愉

星2つ半が平均

烏龍茶×和のかき氷にフレーバー煎茶等、お茶に主力を置く世界がしっかりした寛ぎの和カフェ

2008年オープン、吉祥寺駅の吉祥寺通りから歴史ある葡萄屋のある道に入りラパンアジルを右に曲がると竹に囲まれた解放感のある和カフェが茶の愉です。
この近くには紅茶有名店ティーサロンジークレフ、デュヌラルテの血を引くブーランジェリーダンディゾンがあります。

茶の愉はお茶主力に、和のスイーツや軽食、ランチもやっています。
この日はテラス席でお茶のイベントを開催していました。
ちなみにテラス席が使用できる日はこのエリアのみペット可です。

休日の13時頃訪問、満席、お客様が次々いらっしゃり人気店の様。
お外の長椅子でメニューを先に頂き待つのですがこちらのカフェは居心地が良いのでけっこう待ちます。
ランチタイムだから混むのかなと思ったのですが、ティータイムはもっと混んでいました。
混雑に読めないところがあるので、お並びが出ていたらお時間に余裕がある時が良いかもしれません。

お店はガラス張りで店内の席はゆったり、均一に広がる柔かな光、お店の奥席にならない限りはガラス越しから視界に入る竹のグリーンが癒しを届けてくれます。

スタッフの皆さんはカフェのコンセプトらしい穏やかな雰囲気、丁寧でにこやか。

メニューは紅茶や和紅茶、日本茶をベースにしたライチ煎茶や白桃烏龍茶等の珍しいシーズン物もあります。
丁度かき氷シーズンになったところらしく、ほうじ茶かき氷と富士抹茶かき氷の2種類がありました。
両方とも自家製シロップでお聞きするとそんなに大きくはないとのこと。

夏風茶~ライチ煎茶~とほうじ茶かき氷をお願いしました。

夏風茶~ライチ煎茶~

水出しアイスティーで一晩かけて抽出したものだそう。
カラフェでサーブされるのでたっぷりいただけます。
飲む前の香り自体からは特にライチを感じることはないのですが、飲むとすぐにライチの香りが強く広がり、終始ライチの香りが支配します。
煎茶なので癖はなく、程よい渋みをプラスし「夏風茶」という名前が相応しいドリンク。
煎茶として楽しむというよりは夏の香りを楽しむタイプです。

ほうじ茶かき氷

スタッフが仰る通り丁度良い大きさ、茎ほうじ茶で作った自家製シロップがたっぷりかかっています。

いただくと茎ほうじ茶らしいしっかりとした香ばしさ、甘さもそれなりにあります。
ですがさらりとした甘さなので糖度はあるはずですがあまり感じさせません。
一度きた茎ほうじ茶の香りの波が甘さの後に再度くる香りが良い、さすがお茶を主力とするカフェが作ったかき氷の質です。

添えられているのは粒餡、抹茶わらび餅、杏子。
粒餡は水分を含んでいるタイプではありませんでしたが甘さは適度、わらび餅自体に質の高さは求められませんが抹茶はこの少しの量でも香り高さが分かります。
良く甘いものだけが添えられているのが多い中、杏子というアイディアはとても良いかと思います、甘酸っぱくさっぱりさせてくれます。

下層エリアにもシロップがあるので全体的にほうじ茶の香りが楽しめます。
氷は少しシャクっときますが、虎屋までのシャク感ではなく、かと言ってふんわりまでとはいかない中間クラスですが悪くありません。

驚きなのが下層に差し掛かった時、三日月氷菓と同じくバニラアイスが入っています。
三日月氷菓以外でも下層に突然のバニラアイスを経験するかき氷はあるとは思いませんでした。
バニラアイス自体は三日月氷菓とは方向性が違い、ラム酒香るクリーミーな滑らかタイプ。
少し大人感を感じさせ中々良いアイスクリームです。

個性があり考えられて作られたのがわかるかき氷。
かき氷がブームなのでちょっと作ってみました、というタイプではないところに好感がもてる仕上がりです。

茎ほうじ茶の良さ、わらび餅から少量でも感じる抹茶香り、工夫も見られて楽しく美味しくいただました。

今のかき氷はちょっと大きすぎる、と言う方にもいいかもしれません。
700円とお値段も控えめです。

 

店内の雰囲気とスタッフがマッチし、主軸のお茶からからぶれない姿勢が感じられるお店としての基本概念と要素がしっかりした寛ぎのカフェでした。

DETAIL DATA

ico

アクセス、営業時間など

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