はっきりしたお味、バランスがとれた和菓子たち

1980年に開業、祖師谷の和菓子有名店茶席菓子処 そえ田。
ご主人は、松風堂、うさぎや、塩野で職長を務められた方、経歴から上生菓子のレベルの高さは言うまでもなさそうです。

小豆は富良野産、きな粉は京都、和三盆は徳島産と安心の原材料。
朝はなんと7:30から営業されています。

今回は季節物の花びら餅、うぐいす餅、酒まんじゅうを購入させて頂きました。
自宅用でも綺麗に梱包してくれます。
接客は奥様の様です、柔らかくお話もしやすいです。

花びら餅、うぐいす餅共に、お餅ではなく求肥なのでお日持ちは大体3日程。

花びら餅

お正月シーズンに頂きたい、牛蒡と白味噌餡を求肥で包んだ花びら餅。
頂くと、こちらの白味噌餡は甘さはありますが、その分パンチが効いています。
どこかぴりっとしたところと、たっぷり入った白味噌からは香りと塩気と甘さを感じ、中は鮮やかさがある綺麗なピンクの求肥で、外ではなく中に華やかさがあるのが粋。
お値段も高くなく、重さもあり満足度の高い花びら餅でした。

うぐいす餅

春の訪れを感じさせるうぐいす餅。
うぐいすきな粉の香高さが光り、求肥の中にはたっぷりの漉し餡。
甘さは強いですがもたれない甘さで、すっきり感がある纏まったお味。
お味がしっかりしているので、大きさも丁度良いと思います。

酒まんじゅう

ふんりとお酒の匂い、中には色が薄めの漉し餡。
色的は紀の善に近い色、麹の香りは長続きし、餡との相性がいいです。
優しいお味で、ほっとできます。

 

こちらのあと、フィオッキに伺ったのですが地元の人気店の様で他のお客様もそえ田の袋を持っていました。
季節ごとの和菓子が多いので、近かったら通ってみたいお店です。