FOOD GARDEN

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赤坂 津つ井

赤坂 津つ井

星2つ半が平均

ビフテキ丼発祥のお店。A5の黒毛和牛がふんだんに盛られた丼は優しさのあるお味

1955年創業、赤坂駅から六本木一丁目駅方面へ7分程。ビフテキ丼発祥のお店でありそれが揺るぎない人気を誇る看板メニューの赤坂 津つ井。

創業者は筒井厚惣氏、銀座スエヒロで修行をした後独立。
創業地は1950年の茅場町新川、1955年に筒井氏の赤坂2丁目の住居を改築して津つ井を開業しました(現住所は2009年に移転した赤坂5丁目)。
茅場町新川と言えばオムライスで有名な津々井があります。
実はこちらが筒井氏の創業したお店、赤坂津つ井の元となった店舗で現在は二代目に引き継がれています。

赤坂 津つ井のスペシャリテは開店当時からある名物ビフテキ丼。
ビフテキ丼とはA5ランクの黒毛和牛サーロインを創業当時から継ぎ足して使用されているタレに漬けて芳ばしく焼き上げ、福井県産コシヒカリの上に隙間なく置きバターを乗せた豪快な丼のこと。
人気・評判共にお店の名物であり代名詞です。

その他にもカニクリームコロッケやハンバーグ、オムライスも人気で中には珍しい白オムライスもあります。
創業時から一貫してお箸でいただく日本人の好みの洋食を提供し続けているお店です。

以前から気になっていたビフテキ丼をいただくため、休日の13時頃初訪問。
場所は赤坂アメリカ大使館宿舎のお隣にあり、一見すると料亭を意識した様な門構え。
暖簾を潜り飛び石のアプローチを抜け本エントランスへ、ここまで来るとお店の方が気付いてくれ迎え入れてくれました。
お席は入ってすぐ奥にカウンター席、手前に個室、奥に2名様以上のテーブル席エリア、地下一階には大人数様用の個室が何室かあります。
1人利用の為カウンター席だったので全体の敷地面積は掴めませんでしたが広そうな印象です。

内装は奥のテーブル席エリアは白×深い茶の明るい洋食店らしい雰囲気、カウンター席はバーとしても利用されるらしくペンダントライトが下がり白を用いずダークブラウン一色のシックな空間。
この日は個室やテーブル席は来客が多い様でしたがカウンター席には空きがありました。

因みにこの雰囲気になったのは移転後のこと、2丁目時代は街の洋食店で庶民派でした。
よって現在は程よい高級志向であり、接客はフレンドリー、内装も可愛い陶人形が置かれていて良い意味で固すぎずリラックスできます。

メニューはビフテキ丼を筆頭にオムライス、マカロニグラタン、カレーライス等がありました。
オーダーはビフテキ丼、サラダと赤だし、香の物がついてきます。

ビフテキ丼

20分程度でサーブされました

蓋を開けると黒毛和牛がびっしり重なる様に敷き詰められていて中心にバター、中々重厚感のあるヴィジュアルです

思っていたよりも厚切り、お箸で持ち上げた時からわかる柔かさ
いただくとサシが良い具合に入っていて適度な濃厚さがあり、硬さは一切ないふわんとした口当たり
網焼きのミディアムレアで外側は焼きからくる芳ばしさがあり、味付けは塩胡椒とタレで塩胡椒の方が強い印象
タレ漬けとのことなのでもっと濃いお味を想像していましたが、タレに長時間漬け込んでじっくり染み込ませた様な濃度ではありません
タレは上からも適量かけられていてタレ自体のお味は甘めの仕上がり、少量でもコクがあり存在感があります
ご飯は柔らか、量はたっぷり入っていました

お肉の味を大事にしているので意外にあっさり系となりそこにコクを加えるのがバター、重要なポジションとなっていました

香の物は自家製、お味噌汁はお豆腐でこっくりとしたお味、サラダは玉ねぎドレッシングで玉ねぎ単体はカレー味になっていてビフテキ丼に刺激がないために目立ちます

ビフテキ丼の味付けは濃くなく、見た目は豪快でも優しさのあるお味
お値段は2600円、よって最高級ではないため肉質は濃いお味ではありませんが柔かさは十分
特に焼きが良いので全てのカットからレアさが出ていて納得のお値段でした

 

ビフテキ丼をいただいているとお店のキャッチである「にっぽんの洋食」というのがよく伝わってきます。
濃厚な味付けにはせず、タレはお肉を引き立たせるように品がありどこか家庭的。
ビフテキ丼というと若い方が中心となっていただく印象がありましたが、幅広い年齢層の方から指示されるのが納得のお味です。
高級志向な佇まいになってもお味に優しさを忘れていない歴史ある日本人に合わせた洋食店でした。

DETAIL DATA

ico

アクセス、営業時間など

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