ランチは二回転制、美味しいですがカウンター席の良さはあまり感じられません

2002年オープン、焼き胡麻豆腐と鯛茶漬けをスペシャリテとするミシュラン獲得店銀座 うち山。
ランチで訪問させて頂きました。
2000円程でいただけるとあり人気が高く基本予め予約が必要。
ランチは2回転制ということもあり、懐石料理のカウンターの良さ、独特の寛ぎは期待は出来ません。
お料理も流れる様に進んでいき、ある意味マニュアル的というか・・・ですが少しでも多くの方にお味を知って頂くには良いことなのかもしれません。
1日1食のランチのみ人間としては少し悲しいですが・・・

お昼でも鯛茶漬けメニュー以外にもコースがありますが、これだけ忙しないとゆっくり頂けそうにもありません。
回転制ということもあるのか、緊張感は全くないのでそういうのが苦手な方、カウンターデビューをしたい方はおすすめ。

ふろふき大根【右上】

揚げ付き。
瑞々しい大根、かなり薄味、ストレートでありながら、頂くと馴染むお味です。

青菜ときのこのおひたし

素材のまま青菜の苦味も隠していない新鮮なお味。

焼き胡麻豆腐

定番の一品。
片栗粉でじっくり焼き上げられた胡麻豆腐は芯まで温かいです。
中は真っ白な綺麗な胡麻豆腐ですが、かなり濃厚さを持つ見た目とは裏腹。
お醤油をつけて頂くのですが、このお醤油が美味しい。
片栗粉は程よくなので厚さはありません、評判通り大変美味しいです。

鯛茶漬け

胡麻のいい香りが漂います。
最初はお茶漬けにせず、そのままご飯と頂きます。
鯛はプリッとしており、歯応えと魚の旨みを感じます。
胡麻ダレの香りは強く、かなり濃厚ですが後引くお味。
この組合は素晴らしいです。

ご飯は甘味があり柔らかく大変美味しいです。

お茶漬けとして頂くと胡麻ダレがクリーミーになり濃厚さから優しいお味に変わります。
鯛から濃厚な胡麻ダレが離れるため、新鮮さや塩気、お魚本来のお味が顕になります。
ちょっと煎茶をかけすぎても鯛に塩気があるので大丈夫、私はお茶漬け派です。

かぼちゃの豆乳よせ

甘味となります。
かぼちゃのつぶつぶ感と塩気を感じ、さらっと優しく終わるお味で甘味は控えめです。