辛いですが、引きずらない。池袋で本格的なミールスやドーサが頂けます

東池袋エリアにある、有名南インドカレー店A・RAJ(エー・ラージ)。
池袋駅からは徒歩10分程度かかりますが、休日になると行列ができる人気店。

キッチンはインド人の男性店主が、接客は日本人の女性が行っていて、スタッフはこの2人のみ。
女性スタッフは大変感じがよく親切にアドバイスを下さいます。

食器や店内のインテリア、BGM全てがエスニック、独特の雰囲気に浸れ、この日も常連さんやインド人の方が来店されていました。

 

【再訪2015/10】

ドーサを頂いてみたくて再訪。
相変わらず混んでいます、スタッフの女性が気が効く方なので気持ち良く訪問できます。

マトンカレー

辛いと言われていた通り辛いですが想像したよりは食べやすかったです。
ただ、サンバールが甘いと思うほどなので辛さはちゃんとあるので辛いのが苦手な方は注意。
心配していた臭みはありません。
お肉はゴロッと入っていて、柔らかく甘みがあり美味しいです。
後に引きずるような、嫌味な辛さはありません。

ポリヤル【ダール豆の炒め物】

こちらは前回同様辛くありません、豆やかぼちゃ、素材の甘みが生きていて食べやすく美味しいです。

サンバール

マトンが辛いせいかさらっと今回はあまり辛いと感じない程度、三種類の中で唯一のスープカレーなのでやはりバランスとして必要です。

ドーサ

ドーサとは、豆粉と米粉を発酵させて焼いた、南インドのクレープのこと。
米粉のお味がすぐわかり、日本人もきっと好むお味だと思います。
癖がなく、ご飯の代わりになるクレープでもちもち、そんなに厚みはなくパリッと香ばしい所もあり美味しく頂きました。

インド風コーヒー

エスプレッソ状態のコーヒーにミルクだけ入った状態、無糖でサーブされお砂糖の有無を聞かれ、答えるとドリンクを高い位置から注ぎ入れるパフォーマンスを見ることができます。
初めて見ましたが見入ってしまいました。
このパフォーマンスの意味は、泡立てる事により適温にし円やかなお味にするためらしいです。
お味は特段苦味もなく癖なく後味は柔らかい、普通に飲みやすいコーヒー。
甘めにしてもらったので、マトンの辛さも中和され良かったです。

あれだけ辛かったのに後々までヒリヒリする様なことは無く、日本のカレーの方が強いのではないかと思いました。

今回もいい経験ができました。

 

【初訪2015/08】

ベジタリアンミールス

南インドの定食にあたる、沢山の種類を全て混ぜて頂くカレー。

ちなみにインドカレーと言うとナンがすぐ浮かんできますが、ナンは北インドのカレーで南インドのカレーはご飯で頂きます。

上に乗っているのは左はパパド（豆せんべい）、右はプーリー（挙げパン）。
お皿中心に見えるお漬物らしきものはアチャール。
下に隠れているのがライス、少な目をオーダーすると本当に少なめでやってきます。

1番左

サンバール【野菜入り豆カレー】

大根が入っており、雰囲気には日本のお味噌汁を連想させます。
辛さは後からジーンとくるタイプの辛さ。

こちらは定番の様です。

時計回りに

ラッサム【スープカレー】

赤々とスープカレー、お味はけっこう辛い。
スパイスの癖もあるカレー、唐辛子が大胆に入っていますがこれは思ったよりも辛くはなかったです。

 

ダヒ【甘みのないヨーグルト】

サンバール、ラッサムも辛めなのでここでダヒを混ぜると一気に食べやすくなります。
これはかなり利用率が高い辛さをマイルドにする辛くなったら使われることをお勧めします。

 

茄子のカレー

こちらはさほど辛いまではいかずスパイスも楽しめる程度。

 

ポリヤル【ダール豆の炒め物】

固形っぽく、スープ感はなくこちらは辛くありません。

パパドは薄くパリパリ、塩気がありスナック感覚、プーリーはもちもちの米粉、油は強いですが甘くはありません。
スパイスがはっきりしているので、これくらい油がある方が良さそう。
お米はパラパラ歯応えを残し、もちろんべちゃっとしてなくカレーによく合います。

基本デザート以外全て混ぜて頂くのが基本なので単体で味わうものではなく、複合的なお味。
サンバールやラッサムの辛さ、ダヒをプラスしての円やかさ、茄子カレーの素材感と食べやすさ、炒め物の素材本来の甘さをもった炒め物、これらが交わり複雑でありながら独特の美味しさ、ライスで頂いてもプーリーでもパパドでもどれでも美味しく頂けます。

デザートはココナッツとマンゴーテイストのバナナ、多少のマンゴーの酸っぱさがありますが、甘め。
他が辛いのでちょうど良いです。

13時過ぎに伺いましたが、カレー自体は評判通りぬるめ。
ですが、元々は手で頂くものですのでこれくらいなのかも知れません。

初めてのベジタリアンミールス、大変満足。