世界一のチョコレートケーキ<シャビーナ>。スパイス香る滑らかでパワフルなケーキです

2017年2月オープン、表参道駅から一本入ったところにあるスペイン発、“世界一のチョコレートケーキ”がいただけるbubó BARCELONA。

スペシャリテは“世界一のチョコレートケーキ”「シャビーナ」。
2005年リヨンで開催されたクープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーにて世界一の栄冠に輝いたのがこのケーキです。

パティシエはパティシエカルレス・マンペル氏。
輝かしい功績をもつ彼が、旧知の間柄で現在はマネージャーを務めるキコ氏とデザイナーのエルネスト氏と共に2005年スペイン・バルセロナに店舗をオープン、瞬く間に人気となりその年にシャビーナで受賞。
そして、2017年旗艦店の位置づけで日本一号店ブボ表参道をオープンしました。

オープン時は長蛇の列となった当店、落ち着いていただけるようになったとお聞きし世界一のシャビーナをいただきに平日の16時頃初訪問。

場所は表参道駅から4分程、フローズンスモアとクロナッツで話題を攫ったドミニク・アンセルベーカリーの斜め前にあります。
お店は2階建てで1階がブティック、2階がカフェのガラス張り構造。
店内は木とコンクリートを合わせたインダストリアルな中にもアーバンスタイルが同居する空間です。

カフェの為2階に上がるとガラス張りの気持ちいい抜け感が広がっていました。

カフェスタッフは女性2人程、接客は落ち着いていて丁寧。
大方の海外組に見られる若く元気の良さを特色にする接客ではないので、それに准じてお客様の層も落ち着いています。
40代位のマダムやお1人のビジネスマンもいらっしゃり、10代が多い斜め前のドミニク・アンセルベーカリーとは異なる雰囲気でした。

お席はテーブルのみ、空きがあったので窓際へ案内されました。

メニューはケーキセットがおすすめだそう。
ケーキは11種類程あり、特に合うドリンク5種類が別紙で紹介されています。
メニュー本体のラインナップは他にもあり、マカロンやヴィエノワズリー、もちろんショコラも有。

シャビーナと同列で紹介されていたケーキ’ナメラカ’も気になりましたが、今回のオーダーはシャビーナと珍しいチェリーレモングリーンティーにしました。

シャビーナ

デセールプレートの様にサーブされました

漆黒のグラサージュは窓から射し込む青空を映しこむムラがない美しさ、受賞作らしい鏡面
先に概括するとお味ははっきりしていて柔らか、全体的にスパイス香るケーキです

構成は内部最下層からオリーブオイルとスパイスを含んだビスキュイ、プラリネ、チョコレートムース、マダガスカルバニラに漬けたビスキュイ、先程と同じチョコレートムース、グラサージュ、上にチョコフレーバーマカロン

チョコレートムースの口当たりはふわふわで大変滑らかです

最下層のビスキュイはバターではなくオリーブオイルを使用、オリーブオイルだけでなくシナモンとクローブのお味もはっきり
少しパサつきがありますが他の構成が滑らか系なので全体でいただくと気になりません

次層のプラリネはお店の公式には載っていませんが、サクサク系でスパイスと少しの塩気有
お味、食感的にもアクセントになっている重要なポジションでした

マダガスカルバニラに漬けたビスキュイは、浸しているのでリッチな味わいです

チョコフレーバーマカロンはアーモンドプードル香る、チョコの甘さがしっかりしていて存在感有

全てのパーツを一口でいただくとスパイスが様々な顔を覗かせながらも1つのお味となります
かなりパワフルな味わいで、小さいですがカロリーもあります
強いもの同士がぶつかってはいますが、逸脱せず一点に帰着するバランスの良さがありました

チェリーレモングリーンティー